| ここ最近でランボルギーニ・ヴェネーノ/ヴェネーノ・ロードスターの売り物は5台も登場 |
ただしいずれも価格は高騰中、今後も継続的に値上がりするものと思われる
さて、ランボルギーニが9台のみ製造したヴェネーノ・ロードスターが販売中。
一見すると、今年3月に(やはりドバイで)売りに出された個体かとも思ったのですが、細部を比較すると微妙な差異があり、とくに(シートの)ヘッドレスト上への刺繍の有無などを鑑みるに、どうやらこれらは別の個体であるもよう。
ちなみに今回販売されてるヴェネーノ・ロードスターは1100万ドル(日本円で約15億3500万円)という値付けがなされており、これまで売りに出されたヴェネーノ・ロードスターの中ではもっとも高額なプライスタグを提げていると考えられます。
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ランボルギーニ・ヴェネーノはこんなクルマ
ヴェネーノはランボルギーニの50周年モデルと言う位置づけで2013年に発表され、当初はクーペが3台のみ発売されるものの、購入希望が多かったことから急遽ロードスターが9台製造されています。
新車販売時の価格はクーペが300万ユーロ(4億2000万円)、そしてロードスターでは330万ユーロ(4億6000万円)だとされ、ヴェネーノ・クーペのボディカラーはすべてメタリックグレー、しかしそれぞれアクセントカラーが「グリーン、ホワイト、レッド」となっており、つまりは3台揃うとイタリアンカラーに。
一方のヴェネーノ・ロードスターだとボディカラー含む仕様を自由に変更できたといいますが、これまで売りに出された個体は「グロスブラックにレッドアクセント」「マットブラックにグリーンアクセント」「マットカーボンにレッドアクセント(ヘッドレストに刺繍あり)」「マットブラックにレッドアクセント(ヘッドレストに刺繍なし)」、そして「ベージュ」の5台で、少なくとも9台のうち4台が「ブラック、もしくはそれに準ずるカラー」。
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今回売りに出されたヴェネーノはこんな仕様を持っている
そして今回売りに出されたヴェネーノ・ロードスターを見てみると、まずボディはマット仕上げのネイキッドカーボン(おそらくは高額なオプション。3000万円くらい?)。
フロントスプリッター、そしてフロントフェンダーにはレッドのストライプが入ります。
なお、ヴェネーノ、そしてヴェネーノ・ロードスターのベースはアヴェンタドールで、搭載されるエンジンもアヴェンタドールに積まれる60度V12(6.5リッター)ですが、出力は当時のアヴェンタドールよりも高められて750馬力に。
ヴェネーノ・ロードスターの発表は当時中東にて「空母」の上で行われていて、そういった背景からもわかるとおり、そのデザインは戦闘機モチーフです。
なお、名称のヴェネーノ「VENENO」はスペイン語で毒という意味ではあるものの、このクルマの場合は、ランボルギーニの命名法則にのっとって、同じ名前を持つ「闘牛」から取られています。
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ランボルギーニ・ヴェネーノ・ロードスターのインテリアはこうなっている
そしてこちらが今回売りに出されているヴェネーノ・ロードスターのインテリア。
ブラックとレッドのアルカンターラがベースとなり、コントラストステッチが施されます。
基本的なデザインはアヴェンタドールに準じ、しかしダッシュボードやセンターコンソールの意匠が専用となり、とくにセンターコンソールに並ぶイタリアンカラーの(ミサイル発射ボタンを模したカバー付き)スイッチはヴェネーノならでは。
カーボンファイバーが多用されることもヴェネーノシリーズの特徴ですね。
ちなみにこのランボルギーニ・ヴェネーノ・ロードスターについては走行距離「ゼロ」と表示されていますが、デリバリーマイルにて数十キロは走っているはずで、おそらくは「納車後の走行がゼロ」ということなのだと思われます。
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参照:Alain Class Motors, The Supercar Blog