| 一方、ジャージだと「ほぼブラック」しか持ってない |
相変わらず自分でも自分の嗜好をよく理解できない
さて、PTトリノのパンツを購入。
このPTトリノは2008年創業のパンツ専業ブランドですが、その優れた製品づくりからインコテックス(1951年創業)、GTA(1955年創業)と並んで「3大イタリアンパンツブランド」と称されるまでに成長しています。
ただ、創業は新しくとも、母体となるのは4代続く生地メーカーのCOVER社で、立ち上当初(2008年)の「PT01」というネーミングは「PANTARONI TRINO(パンタローニ・トリノ=トリノのパンツ)」の略、そして「01」はナンバーワンという意味があったというので、当初からこの業界にてナンバーワンを目指していた、ということになりそうですね。
その後2020年にはブランド名を「PT TRINO」へと変更するに至っており、その過程ではラインアップも大きく拡大しています(産地も多様化しており、ある意味ではストイックなブランドからコモディティ化したという意見もある)。
ボクは裾幅を14.5センチに指定
ちなみにですが、ぼくはなんでも「ツルシ」のまま使用できないタチであり、それは衣類も同じです。
よっていかに完成度の高いPT TRINOのパンツといえども自分仕様とするため、いつも裾幅を「14.5センチ」としており(本当はこれよりも細くしたいが、そうすると裾に足が通らない)、さらに言うと丈はくるぶしあたりに統一していて、こうやって所有しているPT TRIONOのパンツのシルエットを揃えておくことで、「どれを履いても同じ印象になる」ことを狙っています(違う印象を出したいときは、また違うブランドの製品を履く)。
そしてPTトリノ(PT01時代から購入している)のパンツは現在ブルー、ピンク、グリーン、レッド、オレンジが揃い、そして今回のイエローで6本にまで拡大していますが、いずれもシルエットとしては「スリム」もしくは「スーパースリム」。
ウエスト部は複数の支点で保持するので、一箇所に負担がかからくていいかもしれません。
裏面からは仕立ての良さを感じることができますね。
参考までにですが、PTトリノのパンツは(さすがパンツ専業だけあって)種類がかなり多く、モデル名だと「ビジネス」「アクティブ」「トラベラー」など12種類あり、フィッティングだと「ジェントルマン」「EVO」「スリム」「スーパースリム」「シャープ」「キャロット」「プレッピー」「スキニー」など13種類が存在します。
これに加えてポケットやフロントの形状など様々なバリエーションが存在し、さらに生地の種類も大量にあるので、選ぶだけでもちょっと大変かもしれません。
ただ、日本の輸入元(PT JAPAN)ではおおよそ「売れ筋」を中心として輸入しているようなので、すべての種類が国内にて手に入るわけではなく、現在だと「タック入り」のゆったりしたシルエットや、「グレーやベージュ、ブラウン」といったハイブランドの衣類と合わせやすいカラーが多く見られます(もちろん定番のホワイトも結構多い)。
最近のPT TRINOには明るい色がちょっと少ない
しかしながら、見てのとおりぼくが好むのはこういった明るい色ばかりであり、しかしここ数年はあまりこういった明るいカラーが入ってこないのがちょっと残念。
そのため、明るい色の製品を見かけると「とりあえず買っておく」ようにしているわけですね。
ぼくの経験上だと、PTトリノのパンツは軽量でシワになりにくく、シワがついてもすぐに落ちることが多いので、旅行や長距離の移動には非常に重宝します。
加えて、綿素材であっても生地や仕立ての良さから高級感が感じられ、旅先で「ジャケット着用」レベルのレストランに入る際にもPTトリノのパンツにタリアトーレや、ちょっとカジュアルでいいのであれば、SOLIDOのジャケットあたりを着ていればまずOK(ポケットチーフを入れておけばさらに吉)。※シューズは軽量で動きやすいコールハーンを持ってゆくといいと思う。ぼくは旅行の際、旅先でかしこまったレストランに入るための「軽量コンパクトセット」をスーツケースに仕込んでおくようにしている
参考までに、ぼくはふだんジャージとTシャツ、冬場はその上にパーカーというスタイルで過ごすことがほとんどですが、それらのカラーは基本的にブラック。
ただ、こういった「少しオシャレな」衣類についてはブラックを選ぶことが皆無に近く、逆に明るい色を好む傾向があるのがちょっと不思議です。
ちなみにですが、PT TRINOは母体が生地メーカーだけあって伝統的な生地を持っているほか、様々な新しい生地も採用しており、洗濯機で洗える「テクノウォッシャブルウール」なる素材も持っていて、このあたりは出張に最適かもしれません(プレスラインもしっかり入っていて、洗ったとしてもしっかりそれを維持できる)。
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