| 北米のフォルクスワーゲンはアウトドアっぽいギアを大量に純正にて揃えているもよう |
加えてエッティンガー、H&Rといったおなじみチューナーともタイアップ
さて、11月に開幕となるチューニングカーの祭典、SEMAショー。
今年はフォードとホンダが撤退を表明し、その後にはヒョンデとゼネラルモータースが続いているものの、すでにアキュラそして日産は展示するコンセプトカーの概要を公表しており、今回はフォルクスワーゲンが9台の大量展示を行う、とコメントしています。
なお、展示に際してはSUV、エレクトリックモデル、ヘリテージモデルと行った感じでバランスよく分散しており、ここでその内容を見てみましょう(9車種のうち、いくつかはまだ公開されていない)。
今年のSEMAにおけるVWのレンジ内容はこうなっている
そこで今年のフォルクスワーゲンの布陣第一号は「アトラス ベースキャンプ キャンピング コンセプト」。
アトラスは主に北米にて販売されているフルサイズSUVですが、このコンセプトカーはアトラスSEL VR6 3.6L 4Motionをベースとし、H&製ストリートパフォーマンスアドベンチャー・リフトコイルオーバーにて車高を上げTRAK+製ホイールスペーサー、フロステッドグラファイトの17インチFifteen52 トラバースMXホイール、そしてオールテレーンタイヤという組み合わせ。
フォルクスワーゲン純正アクセサリーからは、Thuleバスケット&サイドオーニング付きクロスバー、トランク内に組み込まれた2in1エアポンプのプロトタイプがあり、このほかだとタフィ・セキュリティ・プロダクツ製のセキュリティコンソール金庫、マディバディ製フロアライナー、バンパーディロ製プロテクションプレート、フードディフレクター、エアマット、キャンピングライト、消火器といった装備も見られます。
こちらは「タオス・ベースキャンプ・アクティブ・コンセプト」。
上のアトラスと近いコンセプトを持ち、やはりフロステッドグラファイトの17インチFifteen52 トラバースMXホイールにオールテレインタイヤ、H&Rスプリングによるリフトアップサスペンション、TRAK+ホイールスペーサーを装備。
そのほかベースキャリアバーやサイクルラック、フルディスプレイミラー、バディマディ製フロアライナー、ロードサイドアシスタンス&ファーストエイドキット、バンパーディロ製プロテクションプレート、リアシートカバーなど、アウトドア派のための様々なフォルクスワーゲンアクセサリーアイテムが装着されているようですね。
電気自動車「IDシリーズ」もカスタム対象に
こちらは「ID.4 アクセサリーコンセプト」。
ID.4ファースト・エディションをベースに、スーリー製キャニオンバスケットとエイペックスXT 9025XTヒッチマウントサイクルラックが追加されていますが、これはフォルクスワーゲンの純正アクセサリ(オプション)なのだそう。
さらにはスプラッシュガードとH&R製スプリング、TRAK+ホイールスペーサー、オールテレーンタイヤ、フルディスプレイミラー、リアシートカバー、スペアタイヤキット、ドック&コートハンガー、ロードアシスタンス&ファーストエイドキット、モンスターマット、CarGoブロック付きヘビーデューティ・トランクライナーなどが装着されています。
「ID.4 EV ドローン コマンド コンセプト」はテネシーバレー公社とのコラボレーションによって製作されたもので、その名から分かる通り、 "モバイルドローン応答車 "として改良されたもの。
トランクには、カスタム収納ソリューションによってドローンや機材を機能的に収納し、ルーフにはスーリー製プラットフォーム・ルーフラックに格納式サイドオーニングを装備して実用的な仕様に。
そのほかポータブルパワーステーション、H&R TRAK+ホイールスペーサー、オールテレーンタイヤ、路上用非常灯のほか、スプラッシュガード、リカバリーボード、消火器などのフォルクスワーゲンアクセサリーを装備しています。
「ゴルフGTIアクセサリーコンセプト」はエッティンガー製のフロント/リアリアスポイラーを装着し、さらには20インチのグロスブラックホイール、フロントには8ピストンキャリパーと14.6インチのクロスドリルドローターが装着されることに。
H&Rストリートパフォーマンスコイルオーバーにて車高を落とし、GTIダイナミックセンターキャップ、ダイナミックターンシグナル、バンパーディロ製リアバンパープロテクションによって外観を引き締めています。
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