| 日産はニスモとオーテックを統合した新会社を作り、新しい試みを行うものと思われる |
おそらく今後はカスタムパーツ、そして販売終了車種用の補修パーツで収益を確保?
さて、日産と日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(現在、NISMOはここに格納されている)が東京オートサロン2023の出展概要を発表。
今回の最大の目玉は東京国際カスタムカーコンテスト2022でグランプリを受賞した「フェアレディZ カスタマイズド・プロト(FAIRLADY Z CUSTOMIZED PROTO)」の市販モデル、「フェアレディZ カスタマイズド・エディション(FAIRLADY Z CUSTOMIZED EDITION)」の初公開。
このフェアレディZ カスタマイズド・エディションは、生産わずか30台ほどだったと言われるフェアレディZのハードコアモデル「Z432」をイメージして仕上げられたカスタムカーで、今回、Z432Rもあわせて展示されるとアナウンスされています。
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現時点では市販バージョンの内容はわからないが
なお、現時点でフェアレディZ カスタマイズド・エディションの詳細については公開されておらず、フェアレディZの一つのバリエーションとして設定されるのか、それとも(オーテックのような)コンプリートカー扱いとなるのか、それともパーツが個別に販売されるのかなどは謎のまま。
ただ、ニスモとオーテックとが合体して日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社が発足し、「この新会社を日産の重要な戦略的子会社として位置づけ、日産グループ全体の持続的な成長に貢献することを目指す」とコメントしているので、オーテックブランドにて特装車扱いとして販売されるのかもしれません(新会社が発足しても、ニスモとオーテックのブランド名は存続する)。
下の画像は「フェアレディZ カスタマイズド・プロト」ですが、今回発表された「フェアレディZ カスタマイズド・エディション」と見比べてみると、フロントバンパー下部の処理、前後オーバーフェンダーの有無、若干のカラーリングの相違が見られるようですね。
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そのほか日産は東京オートサロン2023にこんなクルマを展示
このフェアレディZ カスタマイズド・エディションのほかにも日産は様々なコンセプトカー、カスタムカーを展示すると発表しており、それらを順にみてゆくと、まずこちらはルークス・スイート・コンセプト(ROOX SUITE CONCEPT)。
これは「特別な日をお祝いするためのクルマ」だと紹介され、室内空間を拡大したうえ、なんと電子ピアノも設置されているのだそう。
見たところ「6輪」のように見えますね(ゴールドのラインも入り、かなりゴージャスに見える)。
次は「パワードベース・フォー・プロ(Powered Base for PRO)。
日産はリーフのバッテリーのリサイクルを発表していますが、リーフから回収したバッテリーを4つ搭載し、様々な作業の「電源」としての活用を提案するコンセプトカーだと紹介されています。
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こちらはキューブ・リフレッシュド&レトロ・コンセプト(CUBE Refreshed & Retro CONCEPT)。
2019年に販売が終了したものの、根強い人気を誇るキューブのレストモッドといった一台で、とくに傷みやすい部分をカスタムパーツに置き換えるという新しい提案です(日産はこれを新しいビジネスモデルとして狙っているのかも)。
こちらはセレナ・ハイウェイスター・アクセサリー・コンセプト(SERENA Highway STAR ACCESSORY CONCEP)。
11月にモデルチェンジしたばかりのセレナに純正オプションを装着したカスタムカーで、ツートンカラーとがなんともいい雰囲気を出していますね。
モチュール・オーテック Z(MOTUL AUTECH Z)。
スーパーGTに参戦する「Nissan Z GT500」となりますが、キッズ向けの乗り込み体験が実施される、とのこと。
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参照:NISSAN