| CX-60はマツダの新時代を予感させるに十分な存在感を持っていた |
一方のロードスターは未だもって全く古さを感じさせずタイムレスな魅力を放ち続ける
さて、久しぶりにマツダ ブランドスペース大阪へと行ってきたので、その展示車を紹介したいと思います。
現在の展示車はロードスターの特別仕様車「ブラウントップ」、そしてCX-60「XD Exclusive Mode」。
まずはCX-60についてですが、その第一印象は「とにかくデカい」。
それもそのはずで、CX-60は全長4,740ミリ、全幅1,890ミリ、全高1,685ミリという、国産SUVとしては(もちろんマツダとしても)比較的大柄な部類に入ります。
CX-60「XD Exclusive Mode」は6気筒ディーゼルのトップレンジ
このCX-60「XD Exclusive Mode」は6気筒ディーゼルモデルのハイエンドという位置づけとなっており、その価格は2WDで4,433,000円、4WDで4,658,500円に設定されています。
このグレードの特徴としてはグロスブラックのパーツや20インチホイールといった仕様が挙げられますが、このボディカラー(プラチナクォーツメタリック)とブラックパーツとのマッチングがよく、なかなかにスタイリッシュに見えるもよう。
そして驚くべきはこのフロントグリルの巨大さ。
ルームミラーに映るとさぞかし迫力が感じられるんじゃないかと思うものの、現時点ではまだ路上で見かけたことはなく、しかしそろそろ目にしてもいい頃かもしれませんね。
ボディサイドは(断面的に)山なりになった形状を持っていますが、これはマツダが「路面をボディに反射させ、走行中に表情を持たせる」ことを狙ったものだといい、よって路面を映す側の面積が広く取られています。
そしてボディ形状は室内空間と荷室を最大限とした「箱型」で、もちろんこれはその役割(存在意義)を反映したものですね。
そしてCX-60 XD エクスクルーシブ・モードのインテリアにおける大きな特徴が「ナッパレザー」を使用したインテリア。
このカラーは「ピュアホワイト」で・・・。
トリム類もライトな色調となりますが、このセンターコンソールの「幅広さ」はこれまでのマツダ車にないレベルかも(ちょっと新鮮)。
マツダはCX-60のインテリアにつき、「余白の美」「間」「異なる素材や質感を混ぜることで生まれる調和」を重要視したと説明しており、インストルメントパネル周りのステッチは、織物を束ねる「結」という技法から着想を得ている、と紹介しています。
全体的に見て、従来のマツダ車とは異なる手法にてプレミアム感が演出されており、さすがはマツダの新時代を切り開く「ラージ商品郡」第一弾といったところだと思います。
マツダ・ロードスター・ブラウントップはこんなクルマ
そしてこちらは2023年7月までの期間限定受注となる特別仕様車「ロードスター・ブラウントップ(ROADSTER BROWNTOP)」。※マニュアル・トランスミッション仕様で3,257,100円〜
ボディカラーはCX-60の展示車と同じプラチナクォーツメタリックで、しかしブラウンの幌(ソフトトップ)との組み合わせのせいか、ややゴールドっぽく見えます。
メタリックの粒子が細かく、他のボディカラーではなかなか気づかないような微妙なディティールに気付かされますね。
ドアからリアフェンダーにかけてはこんなラインが潜んでいます。
ボディカラー、そして光の当たり方次第で繊細な印象の移ろいが感じられるのはマツダ車ならではかもしれませんね。
ホイールもまた深みのある輝きを放つ高輝度塗装。
こちらがオシャレなブラウンのトップ。
ドアインナーパネルの上部は(ほかのロードスターと同じく)ボディカラー同色。
この部分が車体外板と同じ色になっていると、ちょっと気分がアガるんじゃないかと思います。
そしてシートはトップにあわせた「テラコッタ」。
ドアインナーパネルのステッチもブラウン。
シートセンターにはクロスステッチ。
ステアリングホイールを(購入後に)テラコッタに張り替えたりすると、さらに特別感が増すかもしれませんね。