| 両方のコンセプトともなかなかにクリーンでスマートなルックスを持っている |
購入後、無線アップデートにてクルマが進化するという新しい考え方も導入予定
さて、レクサスは上海モーターショーにて待望の高級ミニバン「LM」の第二世代モデル、そしてRZやRZのオフロードコンセプトを発表していますが、トヨタブランドからはコンセプトBEV(バッテリーEV)、「bZ Sport Crossover Concept(スポーツクロスオーバーコンセプト)」「bZ FlexSpace Concept(フレックススペースコンセプト)」を世界初公開。
これらは現在開発段階にあるものの、(2026年までに投入する10車種のBEVのうちの2台として)2024年中に実際に中国市場へと投入する、ともコメントしています。
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いずれもトヨタの中国現地のパートナーとの共同開発
なお、これら2台はいずれもトヨタの中国現地における合弁パートナーとの共同開発となり、bZ Sport Crossover Conceptについては、トヨタとBYD(比亜迪股份有限公司)が合弁にて設立したBYD TOYOTA EV TECHNOLOGY カンパニー有限会社、一汽トヨタ自動車有限会社、豊田汽車研究開発センター有限公司(TMEC)との共同開発によるクロスオーバー。
クルマに乗ることで気分転換を行いたいというリブート(Reboot)コンセプトを採用し、Z世代に向けたアクティブなクルマというポジショニングを持っている、と紹介されています(クラウンスポーツにも似ているが、おそらくパワートレインが異なることからメカニズム的な関連性はない)。
こちらはそのbZ Sport Crossover Conceptのインテリア。
各種運転支援機能や自動駐車機能を備えるといいますが、クルマを購入した後にも様々なアップデートによってクルマを進化させることが可能になるといい、これは先日トヨタが行った新体制方針説明会にて明かされた次世代EVのための新しいオペレーティングシステム「Arene(アレーネ)」を搭載するということになりそうですね。
そしてもう一方のbZ FlexSpace Conceptは、トヨタと広州汽車集団有限公司(GAC)、広汽トヨタ自動車有限会社、豊田汽車研究開発センター有限公司(TMEC)との共同開発となるボックス形状のキャビンを持つSUV。
もちろんbZを名乗るからにはBEVであり、生産と販売は、広汽トヨタ行う予定だとされています。
コンセプトは家族が安心して快適に使用できる「コージーホーム(COZY HOME=居心地のいい家)」だとされ、生活を豊かに彩るクルマとなることを想定している、とのこと。※レクサス・エレクトリファイドSUVにも似ているが、やはり関連性はないと思う
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こちらはbZ FlexSpace Conceptのインテリアですが、bZ Sport Crossover Conceptとよく似ており、やはり購入後のアップデートによって機能の拡張が可能です。
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参照:Toyota