| あまりに本格的なスペックを持つだけに、その価格(現在未公表)は相当なものとなるのかも |
初期プロトタイプに比較して最高速が2倍に、そして乗車定員は1名から2名へ
さて、かつてのタミヤの人気ラジコンカー、「ワイルドワン」を製品化すると少し前に発表した英国のリトルカー・カンパニー。
今回はその製品版を公開し、プロトタイプから(ファンのリクエストを盛り込んで)大幅に魅力を向上させた「ワイルドワンMAX」を公開しています。
ちなみに(当時の)ラジコンカーのパッケージはこんな感じ。
組み立てたラジコンカーはこう。
自分が(キットに)付属する「ドライバー」になって自由に走り回れたらどんなにいいだろうなあ、と子供の頃に考えていたことを思い出します。
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リトルカー・カンパニー「タミヤ ワイルドワンMAX」はこんなクルマ
そして今回発表されたワイルドワン「MAX」はなんと2人乗りとなっていますが、これはもちろんファンからの要望に応えたもので、しかも合法に(公道を)走行ができるというのでさらに驚かされますね。
このワイルドワンMAXは、ベースとなるワイルドワンを「ほぼ完全に」拡大コピーしていて、しかし安全基準に対応するためにブルバーが装着されなかったり、フロントサスペンションタワーのデザインを変更して視認性を向上させたり、(走行性能向上を目的に)トレーリングアームをダブルウィッシュボーンに交換したり、2シーターへと改装されたりしているものの、その見た目は誰がどう見ても「ワイルドワン」。
最低地上高は270ミリ、アプローチアングルは34.1度、ブレークオーバーアングルは28.4度、デパーチャーアングルは50.8度、さらに14インチのMaxis製オフロードタイヤやコブラ製バケットシート、4点式ハーネス、IP規格に準拠した耐候性の高い5インチデジタルスクリーン、マリン仕様の防水スイッチ類が装備されています。
初回限定モデル(ローンチエディション)は100台に設定され、これは8つの取り外し可能なバッテリーパック(合計14.4kWh)を搭載し、車体重量は500kg、最高速は96km/h(けっこう出るな・・・)というスペックを持っていますが、この最高速は(発表があった際に公開された)プロトタイプの倍の速度となっており、これもやはり顧客からのリクエストによるものだとされています。
画像の状態だと公道走行はできないものの、欧州で合法に登録するためにキットが標準にて付属するといい、これを装着するとシトロエン・アミやルノー・トゥイージーと同じクラスとして登録ができるようですね。
現時点では最終スペック、航続距離や価格、加速性能については公表されていませんが、今年後半にはすべてが明らかになり、納車は2024年から開始されるというので、続報を楽しみに待ちたいと思います。
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リトルカー・カンパニーはこんな会社
このタミヤ・ワイルドワンMAXを制作するリトルカー・カンパニーは英国に拠点を置く乗用トイカーを製作する会社ですが、これまでにはアストンマーティン、ブガッティ、フェラーリ等の「2/3サイズの」乗用トイカーをリリースしています(そのほかにもたくさん発売されている)。
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パワートレインは「電動」、そして公道走行が可能なスペックにコンバートすることも可能であることが特徴で、しかし見ての通り「トイ」で片付けるにはあまりにも芸術的、かつ本格的な作りを持っており、大人が「自分で乗る」ために購入する例も多数あるのだそう。
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そして今年はスイスのサンモリッツにて、リトルカー・カンパニーだけのクルマを集めた競技も開催されているので、そのオーナーがどんどん拡大している状況でもあり、今回のワイルドワンの発売によってさらなるファン層を獲得することになるのかも。
製造はご覧のとおり自社工場によるハンドメイドによって行われ、あまりのこだわりのため価格が高くなってしまうことが唯一の難点だとも考えられますが、それでもラインアップを拡大し、さらに高度な素材や仕上げを導入することで価格帯がどんどん上がっており、つまりは同社の技術が高く評価され、「もっと高価でもいいから、より素晴らしい製品を欲しい」と望む人々が多いということもわかりますね。
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