| まさかこんなに早い段階でランボルギーニ・レヴエルトの詳細を拝むことができるとは |
想像していたよりもずっと高品質、そして未来に行っているという印象を受ける
さて、ランボルギーニは新型V12フラッグシップスーパーカー「レヴエルト」を発表したばかりですが、今回は「当分出回ることはないと思われていた」独占レビュー動画が登場。
この動画ではランボルギーニ・レブエルトの細部を見せてくれるばかりか、灯火類やメーター、インフォテイメントシステムの作動状況までも網羅しており、非常に貴重な映像だと言っていいかもしれません。
ランボルギーニ・レブエルトの細部はこうなっていた
そこでこのレヴエルトの細部を見てみたいと思いますが、ドアの開閉については(角度など)アヴェンタドールと同じように見えますね。
フロントフードの開口部はかなり大きく、トランク容量も(スーパーカーとしては)望外に大きいように見えます。
フードそのものはカーボンファイバーで成形されているもよう。
このランボルギーニ・レヴエルトはPHEV(プラグインハイブリッドカー)ですが、充電ソケットはボディ表面(外側)になく、フロントフードを開き、トランクの左側壁面(クルマと向き合うと右手側)に内蔵されています。
なぜ「わざわざフロントフードを開かないと充電できないような構造なのか」はわかりませんが、おそらくはレイアウト上「どうしてもここしか無理」だったのだと思われます(スーパーカーは設計上の制約が多く、かつトッププライオリティは利便性ではなく走行性能である)。
リアディフューザーの(縦方向の)フィンはリアバンパーの横方向の突起を”貫通”しているかのようなデザインですね(チェンテナリオを意識したところだと思われる)。
ブガッティよろしく、エンジンは「完全に露出」。
現ランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏は以前にブガッティCEOを務めていたので、ここはブガッティからヒントを得たのかもしれません。
今後、スーパーカーもどんどんピュアエレクトリック化してゆく中において、ガソリンエンジンを積んでいるというアピールを行うには最良の方法であるとも考えられます。
そしてエンジンフードを開くと、思いのほかエンジンが前方に積まれている(より車体の中心に近づき、重量配分が改善している)こともわかりますが、これはランボルギーニの縦置きV12モデルとしてははじめてトランスミッションがエンジン後方に積まれたことに起因するのだと考えて良さそう。
そしてエンジンの後ろには見慣れないデバイスが2つ並び、これが何なのかは不明です(単なるエアクリーナーボックスには見えない。なんらかの仕掛けがあるのかも)。
ランボルギーニ・レブエルトの灯火類はこう光る
そして次はレヴエルトの灯火類。
ウインカーはYアローのうち、「地面と並行」な部分が担当するようですね。
斜め前から見るとこう。
ヘッドライトの内部構造はかなり複雑。
テールランプはチェンテナリオ風のYアロー。
ただしウインカーはYアローの一部がそれを兼ねるのではなく、別に3つのエレメントが発光します。
真後ろから見るとこう。
そしてレヴエルトのデザイン的ハイライトのひとつがこの「ハイマウントストップランプ」。
ルーフ形状に沿う形でスペクタクルな発光シグニチャーを見せますが、エンジンベイに反射することにより、なんとも妖しい雰囲気を演出していますね。
ランボルギーニ・レブエルトのインテリアは高級感に溢れていた
そしてこちらはランボルギーニ・レヴエルトのインテリア。
ライトブラウンのレザー、そしてマット仕上げのカーボンファイバーを使用しているということもあり、非常に上品かつ上質、そして洗練されたイメージです(先進性を感じさせつつも、シックな雰囲気も演出している)。
メーターはフルデジタルの「タブレット状」。
フロントガラス越しに見るとこう。
やはり「Y」がモチーフとして採用され、細部に至るまでのこだわりが見られます(これでもか、というところまで作り込まれ、ランボルギーニの果てしない情熱が感じられる)。
センターのエアコン吹き出し口は近代の建築物もしくはオブジェを連想させ、インフォテイメントシステム上部には「Lamborghini」文字がクリアパーツ内に埋め込まれており、この部分だけを見ると「自動車のパーツ」というよりか「高級家具やハイエンド・オーディオの一部」のようにも。
そしてインフォテイメントシステムはこう。
相当な高精細、そしてなめらかな動きを見せています(動画ではいくつかの操作を行っている)。
ステアリングホイール上のコマンダーを使用してドライブモードを変更する様子も収録済み(モードに合わせてメーターの表示が変わるところも確認できる)。
メーターのグラフィックそのものはアヴェンタドールに近いように思います。
オプション扱いではあるものの、ランボルギーニ初の「助手席(パッセンジャー)ディスプレイ」。
フェラーリ同様に「助手席に座る人にも、ドライバー同様のエクスペリエンスを」という思想に基づいたものだと思われ、そして先日フェイスリフトを受けたカイエンにも同様のデバイスが設定されているので、フォルクスワーゲングループ傘下の各ブランドでは、この助手席ディスプレイの採用を拡大する可能性もありそうですね。
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エンジンスタートは赤いフラップを開いて行いますが、スイッチそのものはウラカンと共通しているものの、フラップはレヴエルト専用デザインとなっています。
その後ろのレバーは「リバース用」で、これもウラカンとの共通パーツ(ただしフィニッシュは異なる)ですね。
ウインドウ昇降スイッチは戦闘機に採用される「安全カバー」をモチーフとし、パーツそのものはウラカンと同じものだと思われます。※レヴエルトそのものがF-35戦闘機にインスピレーションを得ている
ランボルギーニ・レヴエルトの内外装レビュー動画はこちら
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参照:RoCars