| 一番人気があるのは「ローマ」 |
女性ドライバー比率が年々増えている模様
さて、韓国・ソウルにて開催されたフェラーリのイベント、「ウニベルソ フェラーリ」へと参加してきたわけですが、そこで知り合ったのが現地のフェラーリディーラー、FMKの偉い人。
そこでその翌日に表敬訪問ということでFMKのショールームを訪れることに。
「FMK」は韓国で唯一のフェラーリ正規ディーラー
なお、このFMKは韓国で唯一のフェラーリオフィシャルディーラーで、現在か韓国内に2箇所のショールームを構えていて、ぼくが訪問したのはカンナムにあるほうのショールーム。
ここで色々と話をお聞きしたのですが、現在韓国でもっとも人気のあるフェラーリは「ローマ」。
そしてポルトフィーノの中古も非常に引き合いが多いといい、もちろんローマ・スパイダーの受注も好調だそうで、そしてここ数年の特徴としては「女性ドライバーが増えている」こと。
ただし実際の名義は夫であったり恋人ではあるものの、それでも女性が運転するケースが増えているということは「女性が自分でステアリングホイールを握りたくなる」魅力を持つクルマが増えているということなのかもしれません。
ちなみに現在韓国でのフェラーリ総販売台数は年間500ー600台くらいだそうですが、日本だと1,500台弱なので、ちょうど1/3くらいということになりそうです。
そしてFMKの人曰く、現在韓国の経済は非常に上り調子になっていて、そのため多くの人がフェラーリを欲しがるものの、フェラーリ本社からの「割り当て」が要求を満たすだけのレベルにはなく、しかし全ての「フェラーリを新車で欲しがる人」に行き渡るだけの台数をフェラーリ本社が回してくれるならば、「1,000台は売れるだろう」。
なお、それだけ販売する余力があるにも関わらず韓国にフェラーリが割り当てられないのは「実績」が関係しているそうで、つまり韓国は急激に需要が伸びているため過去の実績が多くはなく、しかしフェラーリは過去の実績に応じた販売台数を各国へと振り分けるため(これは顧客への振り分けと同じかもしれない)、韓国はそれまでの(まだ少なかった時代の)実績に応じた台数しかもらうことができないのだそう。
よってこのFMKが販売を伸ばそうとしても「実績を積む」しかない、ということになりそうですね。
そのほか、限定モデルの販売方法についても(聞く範囲では)日本と変わりはないようで、これはフェラーリ本社の方針によるものであり、世界統一基準なのだと考えて良さそうですね(国による特殊要因や、ディーラーによる大きな変更はないようだ)。
そしてFMKのショールームはこんな感じ。
奥にはカウンターや・・・。
壁面にはエンツォフェラーリのありがたい言葉(”情熱を語ることはできない、できるのは情熱を生きることだけである”)。
奥にはカウンター。
オプション関連のサンプルも日本のフェラーリディーラー同様。
FMKの方には大変親切にしていただき、さらには観光スポットまで教えていただいて誠に感謝です。
たしかに韓国ではフェラーリが多かった
実際のところ、ソウル(カンナム地区)の街中を見てみると大量にフェラーリが走っていて、わずか5分くらいの間に数台のフェラーリを目撃することになり、こちらはF8スパイダー。
どうやらソウルでは(ルイ・ヴィトンやディオール、シャネルなど)ブランドショップの前にこうやってクルマを置いてショッピングをするというのがセレブのスタイルでもあるようですね。
こちらはF8スパイダー。
ポルトフィーノ。
このほかにも写真に収めることができなかった多数のフェラーリが存在します。