| 今回その姿が公開されるものの、実際の発売は5年先の2028年が予定されている |
現在「スペースシップ」の技術的詳細も明かされていない
さて、ランボルギーニが8月18日に公開する新型車の最新ティーザー動画を公開。
この新型車は「コンセプトカーとして」カリフォルニアで開催されるモントレー・カー・ウィークでデビューする予定ではありますが、もちろんオンラインでも公開されることになり、その発表が待たれるところです。
新型ランボルギーニはどんなクルマに?
なお、この新型ランボルギーニは既存モデルの置き換えではなく、既存ラインアップに「追加」されるブランニューモデル。
2+2レイアウトを持つクーペだと言われ、車高が高く「レヴエルトやウラカンよりも乗りやすく、日常的に使用できるクルマ」になる、とアナウンスされており、今までの自動車のカテゴリに収まらない「新種」ということになるのかもしれません。
現時点ではこのクルマの技術的詳細についてはまったくわかっておらず、おそらくは(ランボルギーニが属する)フォルクスワーゲングループが持つEV専用プラットフォーム「PPE」にデュアルモーターを搭載することになると推測されています。
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そして重要なのはこのクルマがバッテリー式電気自動車(BEV)ということで、ランボルギーニ初のBEVはハイパーカーやスーパーカーではなく「グランドツアラーである」ということを意味します。
そしてランボルギーニが「最初のEV」としてグランドツアラーを選んだ理由としては「2+2がラインアップにない」ということがメインだと思われ、つまり欠けていたパズルのピースを埋めるということを意識したのだと考えてよく、さらには「現在、そして近い未来の電動化技術では、ランボルギーニがスーパーカー/ハイパーカーに求める性能を発揮することができない」という現実的な問題があったことも推測できます。※加えて、ランボルギーニは「エスパーダ」などの4人乗りラインアップを重要視していた時期もあった
ランボルギーニが公開したティーザー動画はいつも通り「壮大」
そこで今回ランボルギーニが公開したティーザー動画を見てみると、いつもどおり「壮大な」スケールを持っており、まずは都市風景から。
女性が台座の上に寝そべって空を仰ぐと・・・。
そして宇宙からなにか飛来して・・・。
大気圏突入。
その後は新型ランボルギーニが映し出されますが、ランボルギーニのチーフデザイナー、ミッチャ・ボルカート氏はこのニューモデルをして「スペースシップ」と語っており、よって今回のティーザー画像はそれをよく表しているのかも。
ただ、ちょっと意外なのはヘッドライトが「横方向のY字」ではなく、ちょっとつり上がった二本のラインで構成されていること。
そしてルーフはSUVというほど高くはなく、フロアと地面との間に隙間が見えることから「ハイライダー」であることもわかります。
しかしながら、ランボルギーニはこのクルマの発売を「2028年頃」としているので、実際に登場するのはあと5年も先の話であり、それまでには(技術の進歩とともに)いくつかの変更が加えられるのかもしれません。
What if…
— Lamborghini (@Lamborghini) August 16, 2023
August 18th. Monterey Car Week, CA.#Lamborghini pic.twitter.com/la4vI8Tme8
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