| 現在、欧州ではなにかと「キャンプ」が盛り上がっているようだ |
もしかすると思わぬ「キャンピングカーブーム」がやってくるかもしれない
さて、シトロエンがレトロでオシャレな「タイプ・ホリデイズ・キャンピングカー」を発表。
これはかつての「タイプH」にインスピレーションを得たキャンピングカーですが、ベースとなるのは同社の現行モデル「スペースツアラー」であり、今回イベントのためワンオフにて製作されたものだと紹介されています(残念ながら市販化は望めないようだ)。
シトロエン「タイプ・ホリデイズ・キャンピングカー」はこんなクルマ
そこでこのタイプ・ホリデイズ・キャンピングカーを見てみると、オリジナルのタイプHよろしく「リブ」が設けられたボディパネルが最大の特徴となっており、そのシルバーのボディカラーと相まって「道具感」満載(ぼくはこういったギアっぽいクルマが大好きである)。
さらにはレトロなホイールも装着され、「雰囲気満点」といったところかと思います。
インテリアの画像は公開されておらず、しかしシトロエンによれば「ポップアップルーフと簡易キッチンを備える」とのことで、2人分のベッドを備えるもよう。
そのほかだと回転式フロントシート、折りたたみ式テーブル、ウッドキャビネット、暖房システム、冷蔵庫、シンク、調理スペースを含む簡易キッチンも装備されているというので、かなり本格的なカスタムが施されていると考えていいのかもしれません。
なお、このモデルが「そのまま」発売されることは期待できず、しかしシトロエンはこのタイプ・ホリデイズ・キャンピングカーによって「改造キャンピングカー市場における存在感を強化する」意向を予告しており、既存モデルのグレードやオプションととして、これらキャンプ要素を盛り込んだ”ホリデイズシリーズ”を投入する可能性についても言及しているため、今後のシトロエンの動きには要注目といったところかもしれません。
シトロエン「タイプH」は根強い人気を誇る
なお、このシトロエン・タイプHは非常に高い人気を誇っており、日本でも軽自動車を「それっぽく」改造するキットが流通していて、実際に目にした人も少なくないかもしれません。※タイプHは1947年にリリースされており、今年で76周年を迎える
もちろん、シトロエンも世界中で愛されるタイプHを放っておくはずはなく、今回のタイプ・ホリデイズ・キャンピングカー、そしてちょっと前にはル・コックとのコラボレーションにてやはりタイプH風のバンを製作したことも(この際のベースは”ジャンパー”)。
さらには欧州のデザイン事務所がシトロエンのバンを「タイプH風に」カスタムするコンバージョンキットを発売すると予告したことがあり、この他の機会でも公式、サードパーティに限らず、タイプH風への「逆レストモッド」を見ることができるかもしれませんね。
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