| そのライトやバンパーはクラウンスポーツそっくり、もしこのまま発売されればけっこう人気が出るのかも |
正直、ぜひこのまま発売してほしいものだと思う
さて、日本では12月下旬つまり年内をもって「販売終了」となってしまうトヨタ・カムリですが、アメリカでは(2023年1-7月の累計で)7番目に売れているクルマです(もっとも売れているセダンであり、唯一TOP10に入っているセダンでもある)。
そして今回全米で話題となっているのが「トヨタが誤って新型カムリの画像を流出させてしまった」というハプニングであり、現在トヨタはあわてて火消しに走っているという状況となっています。
新型トヨタ・カムリは「プリウス / クラウンスポーツ顔」に?
今回、新型カムリのデザインが流出してしまったのはYoutube経由であり、これはトヨタ・カムリのプロモーション動画ではなく「リースの長所と短所を紹介する動画」。※現在、くだんの動画は削除されている
トヨタはこの動画をストップモーションにて撮影しており、プリウスのミニカーなども登場するのですが、これに加えて映し出されるのが「The Amazing Toyota」というタイトルの絵本。
そしてこの絵本の表紙にドドンと掲載されているのが「新型カムリ」だと考えられており、これを見るにクラウンスポーツやプリウス、C-HRのような「ハンマーヘッドシャーク」顔を持っています。
このハンマーヘッドシャーク顔は現在トヨタが強く推進しているもので、フェラーリとの類似性が指摘されているものの、おそらくは今後のニューモデルにも継続して採用されると見られるデザインのひとつ(トヨタはフェラーリと比較されることについて、光栄であるとコメントしている)。
現在はプリウス、クラウンスポーツ、新型C-HRに顕著ではあるものの、画像を見る限りではもっとも(ライト周辺やバンパーの造形から見て)クラウンスポーツとの類似性が高いようにも。
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ただしトヨタは即座にこのウワサを否定
なお、今回意図せずして流出してしまった画像は「新型カムリ」だと見られているものの、トヨタはこれを否定しており、「このトヨタ・ファイナンシャル・サービスのベンダー(委託先)の1社が作成したもので、生産プロセス中のプレースホルダーとして意図されたカムリのアーティスト・コンセプト・レンダリングを誤って使用したものです。このベンダーは、トヨタが計画している車両デザインの画像にアクセスすることはできず、この画像は将来のカムリのプレビューではありません。トヨタファイナンシャルサービスはこの画像を動画から削除します」とコメント。
つまりは「カムリのコンセプト・レンダリング」であることは認めたものの、カムリの市販モデルではないと公式に否定したわけですが、動画を削除したりといった対応を行っているあたり、この絵本の表紙のクルマが実際にカムリのプロダクションモデルを示している可能性も否定はできない、と考えています。
そしてこういったトヨタの対応にもかかわらず、11月17日から26日まで開催される2023年ロサンゼルス・オートショーでトヨタが新型カムリを公開するという説もまことしやかに囁かれており、昨年のこの場で新型プリウスを発表したのと同様、今年も大きな注目を集めることを狙っている、という見方もあるようですね。
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参照:CARBUZZ