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マクラーレン「750Sは、我々にとってハイブリッドを使用しない最後の量産スーパーカーになるでしょう」。一方でHV化されても「必ず楽しめるクルマを作る」とも

2023/11/22

マクラーレン

| マクラーレンは早い段階から電動化に取り組んできたスーパーカーメーカーのひとつでもある |

マクラーレンがどこまでハイブリッド化によってパフォーマンス、そして楽しみを引き出せるのかには期待したい

さて、マクラーレンは720Sの後継モデルとして750Sを発売していますが、これは各部のリファインや出力向上がなされているものの、720Sと同じ車体、そして720Sと同じ4リッターV8ツインターボエンジンを搭載するスーパーカー。

よって「それほど(乗った印象が)変わっていないだろう」と思われたものの、最近公開された各カーメディアの試乗レポートを見る限りでは720Sに比較して劇的な進歩が見られるようで、それは「まるで違うクルマのようだ」とも。

参考までに、マクラーレンはアルトゥーラについて何度かの納車延期を経たのち、最近になってようやくデリバリーを開始していますが、こちらも「初期型のアルトゥーラと、現在のアルトゥーラとではまったく別のクルマ」のように感じられるといい、マクラーレンは新CEO、マイケル・ライターズ氏を迎えた後になんらかの「魔法」を手に入れたのかもしれません。

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マクラーレン750Sは「最後の非電動化モデル」に

そして今回明確になったのが「750Sが最後の非電動化モデルになる(であろう)」ということ。

マクラーレンの最高技術責任者であるチャールズ・サンダーソン氏は「この4リッターV8ツインターボエンジンを電動化せずに使用するのは750Sが最後になるだろう」とコメントしています。

正式に約束することは決してありませんが、内燃機関に関する世界的な規制のギリギリのところまで考えても、750Sは電動化されていない最後の量産型V8になる可能性が高いと思います。内燃機関には何か特別なものがあり、それに対する市場があるので、我々はそれを続けていきたいと思っています。 私たちはそれを楽しんでいますし、顧客もそれを気に入っていると思います。

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そしてここで注目すべきは「量産型」という言葉を使用していることで、逆の観点から見ると「限定モデル」では今後もガソリンオンリーを貫く可能性があるのかも。

なお、「V8エンジンとしては」という但し書きも気になるところではありますが、マクラーレンが(アルトゥーラに積まれる)V6エンジンをハイブリッド抜きで使用するとも考えられず、ソルスGTに積まれる5.2リッターV10の使用を拡大するとも思えないため、やはりノンハイブリッド量産スポーツとしては750Sが最後となるのかもしれません。

マクラーレンはハイブリッドに対して有効性を見出している

実際のところ、マクラーレンは次期スーパーカーに搭載されるものと思われるV8ツインターボ+ハイブリッドエンジンの開発においてリカルド社と契約を締結しており、よって今後のマクラーレンの(通常モデルでの)ラインアップは「V6ツインターボ+ハイブリッド」「V8ツインターボ+ハイブリッド」に集約されることになりそうですが、前出のチャールズ・サンダーソン氏はハイブリッド化を積極活用したいと考えており、以下のコメントも残しています。

マクラーレン
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ハイブリッド化には大きな利点があり、それが私たちが10年前にP1(ハイブリッド・ハイパーカー)で、そして最近ではアルトゥーラでハイブリッド化を実現した理由です。750Sは内燃機関の非常に純粋な体験であり、私の意見では、それを最もよく解釈したものの 1 つです。 今後、我々は、最高ではないとしても、あらゆるパワートレインのオプションを検討することに明確に取り組んでおり、ドライバーの興味を引くものを真剣に見つけようとしています。

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参照:Car Sales

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