| 香港ではフェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェが多数走っている |
香港を走っているクルマを見てみよう
さて、香港でいつもぼくが注目するのが「道行くクルマ」。
香港は「人口に対するロールス・ロイス密度がもっとも高い地域」であり、(出稼ぎ等を除き)現地に住む13世帯に1世帯がミリオネアであるという統計もあるそうですが、そのぶん高級車やスーパーカーも多く、そして現地ではクルマを作っていないので、走行しているクルマすべてが「世界中からの輸入車」となり、よって”日本では見かけない、珍しいクルマ”が走っていることもしばしば。
ちなみにこちらはフェラーリ・ローマですが、カヴァルケードに参加した際のステッカーが貼られており、このオーナーはイタリアまで車両を輸送したのかもしれません。
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香港では多くの電気自動車が走っている
なお、香港は環境に対する意識が非常に高い地域であり、(初代)テスラ・ロードスターの多くが割り当てられワンメイククラブも存在するほか、一時は多くのスポーツカーが(独自の環境規制のために)特殊な触媒を組み込まれてパワーダウンを余儀なくされたと聞いています(今はスポーツカーと言えど環境性能が高くなり、そういった例は無いようだ)。
よって香港では多くの電気自動車が走っているのですが、最大勢力はもちろんテスラ。
ただしあまりに数が多く、よってテスラオーナーの多くは(差別化のため)思い思いのカスタムを施しており、ラッピングによってボディカラーを変更しているテスラも多数見かけます。
そして次に多いのがBMWのiXやi4(i3は最近見なくなった)、そしてメルセデス・ベンツEQシリーズ(これはセダン、SUVともに多い)。
ここ最近増えてきているのが上海汽車(中国)のMAXUS。
全長5.2メートル、全幅2メートルというかなり大きなEVです(もともとはイギリスのブランドらしいが、2010年に上海汽車傘下に入っている)。
このほか、ヒョンデ・アイオニック、キアEV7の姿もチラホラ。
パステルグリーンぽい(ちょっと表現が難しい)ボディカラーにオレンジの内装というロールス・ロイス・ドーン。
こっちのロールス・ロイス・ファントムのナンバーは「HK100」。
おそらくは相当に高価なナンバープレートであると思われます。
蛍光に近い鮮やかなカラーのマセラティ・ギブリ。
ちなみにこちらは現地のトヨタディーラーにて。
香港ではこの時期、フロントにトナカイの赤い鼻、ウインドウにトナカイのツノを取り付けているクルマをよく見ます。
香港ではやはりアルファード、ヴェルファイア、レクサスLMが大人気
シャネル等のハイブランドショップが入るショッピングモール、「ランドマーク」の前には・・・。
アルファード、ヴェルファイア、そしてレクサスLMがずらり。
これらは香港だと「もっともお金を持っている」人々の乗るクルマとして認知されています(もちろんそういった人々はほかにもたくさんクルマを持っていて、これらは街なかでの快適な移動手段、そして買い物をした際に荷物を運ぶクルマという位置づけなのだと思われる)。
けっこう多いのがメルセデス・マイバッハで、これはロールス・ロイスに次ぐ香港の「定番」だと言えそうです。
ポルシェ・タイカンもかなり多い車種のひとつ。
こちらはヒョンデ(ヒョンデのクルマはそこまで多くない。ジェネシスは導入自体がなされていないのか、1台も見ていない)。
ちなみにこちらは香港の郵便局のクルマ(こちらの郵便局カラーは赤ではなく緑である)。
上半分がグリーン、下半分がパープルということで、フォルクスワーゲン・ポロ「ハーレクイン」を連想させます。
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こちらはスパイダーマンのステッカーを貼ったトヨタのセダン。
香港に限らず、中国や台湾アンドの中華圏ではこういったステッカーチューンの人気が非常に高いようですね。
なお、「グレー」の人気がけっこう高いもよう。
そして高級商業施設の前には定番となった「日本のミニバン」。
ちなみにポルシェはかなり多く、しかし911とマカン、タイカンがその大半を占めているもよう。
逆にカイエン、パナメーラ、ボクスター、ケイマンは非常に少なく、911であれば993以降の世代が多いようですね(GT3もよく走っている)。
香港を訪問してきた際の樣子をまとめた動画はこちら
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