| フェラーリは過去に何度かボート(ヨット)を作ったことがある |
フェラーリは地球上のあらゆる環境において「速さ」を追求
さて、フェラーリがナゾのティーザー画像そしてティーザー動画を公開して話題に。
フェラーリはモータースポーツをそのバックボーンに持ちますが、今回公開された一連の動画や画像は「海」に関するものであり、そのためフェラーリがスピードボートもしくはヨットに進出するのでは、という見方が濃厚です。
フェラーリは「新しい分野へ」
そして今回公開された動画を見てみると、以下のようなメッセージが語りかけられているわけですね。
「我々のレーシングDNAは、創業時から”できることはなんでもやる”ことを示している」
「我々は可能性を再定義する」
「サーキット、公道、そして地球上のすべてを征服するために」
「エンジンに火を入れ、その形状を研ぎ澄ます」
「ベンチマークの設定と記録の更新のため」
「我々は新しい彼方を見据えている」
「未だ我々が経験したことのないレースへと身を乗り出す」
「それが我々のやりたいことだ」
これらを総合するに、フェラーリは新しい分野へと乗り出し、それはおそらく海上であり、さらにはフェラーリのDNAに基づいた「レース」であると考えられ、となるとスピードボートしかありえないのかもしれません。
なお、一部のプレミアムカーメーカーは「高級車と相性が良い」ボートもしくはヨットへと(自社直接もしくはパートナーシップ、デザイン請負などで)乗り出しており、レクサス、ポルシェ、ベントレー、アバルト、BMW、ランボルギーニなどはこの分野を経験済み。
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しかしながらフェラーリの場合は他の多くのプレミアムカーメーカーとは異なって(上述の通り)富裕層向けの豪華なヨットではなく、おそらくはレーシングボートであると考えられ、メルセデスAMGが展開するようなものとなるのかもしれません。
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フェラーリとボートは無縁ではない
なお、フェラーリとボート(ヨット)は無縁ではなく、フェラーリミュージアム(エンツォ・フェラーリのほう)の入り口にはこういったボートが展示されています。
さらに1990年代にはイタリアのヨットメーカー、リーヴァ(Riva)とのコラボレーションによって「リーヴァ・フェラーリ32」が限定生産されたこともあり、フェラーリと”海”とは必ずしも無縁ではないようです。
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