| アウディが「GT」の文字を使用するのは極めて稀である |
もしかするとほかの「RS」モデルでも最終記念限定車として「GT」が登場する?
さて、アウディのデンマーク法人が「アウディRS6 GT」のティーザー画像をインスタグラムへと公開。
このティーザー画像ではホイールハウス内のエアを排出するために拡大されたフロントフェンダー、そしてそこに取り付けられた「GT」エンブレムを確認でき、「近々新しい情報を公開します。 モータースポーツのアイコンからインスピレーションを得たデザイン」というキャプションも。
アウディRS6 GTとは何者ぞ
なお、アウディはこれまで「GT」という名称をほとんど用いておらず、しかも市販モデルでRSモデルとGTという文字列の組み合わせは今までに存在しなかったと認識しており、よってこの「RS6 GT」は”新種”ということに。
ただしこれまでにも何度かニュルブルクリンクを走る姿が目撃されていて、そのプロトタイプからはフロントバンパー、フロントフェンダー、サイドステップ、ルーフスポイラー、リアバンパー等の形状が変更されていることを確認することが可能です。
ただ、このRS6 GTがどういった性格のモデルになるのかはわかっておらず、しかしウワサレベルでは「搭載される4リッターV8エンジンに高度なチューニングが加えられ、700馬力を発生する」「極めて少量が生産される限定モデルになる」「各車両にはシリアルナンバーが与えられる」とも言われており、非常に特別なモデルとなるのは間違いなさそう。
なお、ニュルブルクリンクを走るプロトタイプでは室内にロールケージが組み込まれていることがわかりますが、これは市販モデルでは(ステーションワゴンという性格を考慮するに)採用されない可能性が高く、しかしオプション等によって選択できるようになる可能性も。
参考までに、アウディスポーツの指揮をとるセバスチャン・グラハム氏は、このRS6 GT2につき「2024年中に発表される」「パフォーマンス特性が向上し、精度と機敏性がより強調される」ことについて言及していて、近々発表されるであろうRS6のフェイスリフトにあわせて登場するハードコアモデルになると考えられます。
加えて、そのスタイリングは2020年に発表されたコンセプトカー「アウディRS6 GTO」に似たものとなり(RS6 GTOは”アウディ90クワトロ IMSA GTO”へのオマージュモデルである)、ガソリンエンジン時代の最後を飾るコレクターズアイテムとなる可能性が高い、とも言われているようですね。
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参照:audidanmark, TheSupercarBlog