| カーボンファイバーモノコックにアダプティブエアロを備えつつもボディカラーは「クラシカル」 |
まさかのマイナーな「シュコダ」もグランツーリスモの採用
さて、1895年創業という由緒あるチェコの自動車メーカー、シュコダ(現在はフォルクスワーゲン傘下)が「シュコダ ビジョン グランツーリスモ」を発表。
これは同社のアイコニックなクラシックレーシングカー、 1100 OHCスパイダー(1957年のル・マン24時間レースのために開発された)からインスピレーションを得たもので、シュコダの採用するデザイン言語「モダンソリッド」を全面に押し出したシングルシートスポーツカーです。
シャープなボディラインと力強い外板を備えキャッチーなデザインを持っており、コンパクトでスリムなライティングユニット、垂直構造を持つリアフィン、分割式アダプティブリアウイングといったデザイン的特徴も。
シュコダ ビジョン グランツーリスモはこんなクルマ
このシュコダ ビジョン グランツーリスモは、「エクスプローラー」と「ヘリテージ」と表現される2つの異なるカラーリングで提供され、前者はビジョン 7Sコンセプトのようなマットグリーン、後者は 1977年のモンテカルロラリーにてクラス2勝を達成した130 RSを連想させるもの。
全長4,407ミリ、全幅1,947ミリ、全高949ミリというボディサイズを持ち、幅と長さに関してはGRスープラと同じくらい(つまり、かなりコンパクト)。
着座位置は「左右どちらか」ではなく「車体中央」、そしてコクピットには6点式ハーネスと未来的なカーボンファイバー製ステアリングホイール、さらにはパワーメーターとして機能する”クリスタルストーン” が備わります。
その他のハイライトには、デジタルバックミラーとしても機能するデジタルインストルメントクラスター、近くのクルマの存在を警告するオンボード車両接近警告灯などがアナウンスされています。
車体構造はカーボンモノコックをベースとし、搭載されるのは合計で1,088馬力を発生する4つのエレクトリックモーター。
駆動輪はもちろん4輪、搭載されるバッテリーは87kWhの容量を持つリチウムイオン。
今回の発表に際し、シュコダCEO、クラウス・ゼルマー氏は「シュコダ ビジョン グランツーリスモに関する研究は、私たちの豊かな伝統をエレクトリック化の未来と新しいモダンソリッドデザイン言語への橋渡しです。 私たちの顧客は探検家であり、この洗練されたシュコダ ビジョン グランツーリスモは、顧客の体験を豊かにすると同時に、新しいファンを私たちのブランドに引き付ける素晴らしい方法となるでしょう」とコメントしています。
シュコダ ビジョン グランツーリスモのプロモーション動画はこちら
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参照:Gran Tourismo