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さよなら日産R35 GT-R・・・。北米向けの生産が終了し17年の歴史に幕、「スカイラインエディション」と「匠エディション」が発表される

さよなら日産R35 GT-R・・・。北米向けの生産が終了し17年の歴史に幕、「スカイラインエディション」と「匠エディション」が発表される

| 現時点でもR35 GT-Rは第一級のパフォーマンスを誇ると考えてよく、それだけGT-Rの設計は先進的でもあった |

現時点では「R36」GT-Rについての言及はなされていない

さて、日産が北米市場向けのGT-R(R35)の生産を終了すると発表。

日産は10月に北米仕様のGT-Rの生産を終えるとコメントし、同時に「スカイラインエディション」「匠エディション」の発売をアナウンスしています。

なお、現時点では日本向けGT-Rの生産が継続されるかどうかは不透明であり、しかしオーストラリア、そして欧州の一部市場ではすでに販売が終了していて、そして今回アメリカでの販売が終わるとなると、主要市場向けの生産がほぼ完了することとなるため、残る日本市場や他の市場向けに「細々と」生産を継続する意味は薄く、よって日本向けの販売も「2026年モデルの発売を待たず」終了することとなるのかもしれません。

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北米市場では17年の歴史に幕

北米市場ではついにR35 GT-Rが「17年の歴史に幕を下ろす」ことになりますが、まずこの「スカイラインエディション」はベイサイドブルーのみで提供される、とのこと。

このベイサイドブルーはR34 GT-Rにおける特徴的なボディカラーのひとつでもあり、このR34 GT-Rは「スカイライン」の名を持つ最後のGT-R、そしてポール・ウォーカーが映画「ワイルド・スピード MAX」にてドライブしたのもこのベイサイドブルーのR34 スカイライン GT-Rです。

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「ワイルド・スピード MAX」にてポール・ウォーカーが実際にドライブしたR34 GT-Rが競売に!シート位置はポール・ウォーカー(188cm)が乗ったときから動かしていないそうだ
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そしてポール・ウォーカーは常々「自分にとってのGT-Rとは、”スカイライン”の名がついているべきである」とも語っていたので、このR35 GT-R「スカイラインエディション」はワイルド・スピード、そしてポール・ウォーカーを多分に意識した特別仕様車なのかもしれません。

R35 GT-Rのベースとなるのは現地で販売される「プレミアムエディション」で、インテリアもブルー、そして価格は132,985ドルという設定。

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もう一方の匠エディションは2024モデルのGT-R T-Specをベースとしており、ボディカラーはミッドナイトパープルのみ、そしてカーボンセラミックブレーキ、ゴールド仕上げのレイズ製鍛造ホイール、幅広のフロントフェンダーが装着されるとアナウンスされています。

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エンジン ベイには金色のVIN プレート、そしてこのエンジンを組みあげた「匠」の名が刻まれており、車両価格は152,985ドルに設定されています(両モデルの生産台数は公表されていない)。

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いずれもこれまでどおりの3.8 リッター ツインターボV6エンジン、6速デュアルクラッチ ・トランスミッション、全輪駆動を備えており、これらは2007年に登場したR35 GT-Rからの不変の仕様です(ただしエンジン出力は大きくパワーアップしている)。

GT-Rはその登場当時、常識ををはるかに超えるパフォーマンスで高性能車の世界に衝撃を与えていますが、そのサーキット走行タイムはポルシェが「そんなわけはない」とコメントしたほど。

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GT-Rは世界を作り変えたと言ってよく、よってGT-Rはひとつのベンチマークとなったわけですが、ライバルたちが進化する中、その後日産が経済的な苦境に陥ったということあって、R35 GT-Rは17年の歴史の間にいくつかのアップデートと2回のフェイスリフトを受けるのみにとどまっています。

日産は今回の発表の中で、「R35 GT-Rは忘れられない遺産を残したが、日産は現在、未来とパフォーマンスにおける刺激的な革新の次の時代に非常に注力している」と述べ、しかし今後のGT-Rについてはノーコメントを貫いています。

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