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ポルシェ・タイカン・ターボGTがカーメディアのテストにて「0-60マイル」加速で1.898秒を記録し「市販車史上、同テストにてはじめて2秒の壁を突破した」と大騒ぎに

2024/10/03

ポルシェ・タイカン・ターボGTがカーメディアのテストにて「0-60マイル」加速で1.898秒を記録し「市販車史上、同テストにてはじめて2秒の壁を突破した」と大騒ぎに

| たしかにポルシェ・タイカン・ターボGTは「とんでもない加速を誇る」と聞いてはいたが |

まさか最初に「2秒の壁」を破ったのがポルシェとは

さて、ポルシェ・タイカン・ターボGTが「カー・アンド・ドライバーのテストで、はじめて時速0-60マイル(0-96キロ)加速において2秒の壁を破ったクルマ」となったもよう。

タイカン・ターボGTはローンチコントロールを起動すると出力が1,033馬力に上昇し、さらには2秒間のみですが1,108馬力へのブーストも可能です。

そしてこにれよって最高速は289km/h、0-60mph加速2.2秒、オプションのヴァイザッハ パッケージを装着すると2.1秒にまで短縮できるとされますが、(0-100km/h加速では2.2秒)、今回はこれよりも短い時間で加速したということになりますね。

ポルシェが新型「タイカン ターボGT」発表。出力1,100馬力、0-100km/h加速2.2秒、ヴァイザッハパッケージを装着すると軽量化のために「リヤシート撤去」
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ポルシェ・タイカン・ターボGTは驚愕の1.910秒で時速96キロまで加速

カー・アンド・ドライバー誌によると、今回実施したテストにおいて、ポルシェ・タイカン・ターボGTが停止状態から時速60マイルまでをわずか1.910秒で加速したといい、同じコースを「逆向き」に走るとなんと1.898秒で同じ速度まで加速したのだそう。

ただしこの数字には「ロールアウト」が用いられていることには注意を要しますが、一般的に「0-60マイル加速」計測時にはロールアウトを使用することが一般的なので問題はなく、これの有無で変わってくるのは「0.1秒くらい」。

このロールアウトを用いるのはアメリカならではで、計測方法にビームを使用しており、計測開始前ではフロントタイヤがビームを遮っていて、スタートを開始してタイヤが転がることでビームを遮らなくなり、設置してあるセンサーがビームを感知した瞬間にタイム計測が始まることに。

これによって一般に10数センチほど走行距離が短縮されることになるほか、計測開始が「完全停止」ではなく「動き出してから」になるという性質があり、初速に優れるEVは「ロールアウトあり」で計測したほうがかなり速いタイムが出ることが多々あります。

しかし今回の場合、ロールアウトを行わずとも(1.898秒に0.1秒を足して)2秒未満でタイカン・ターボGTが60マイルまで加速できるであろうとも判断できますが、今回のタイム算出の際にはいくつかの注意事項があって、まずこのテストに使用された路面は「通常のアスファルト」であり、ドラッグレース専用のドラッグストリップや、ラバーの乗ったサーキットではなく、タイムを出すには有利ではない状況にあったこと。

そしてもうひとつは「約75kg軽くなる(オプションの)ヴァイザッハパッケージ非装着」という事実で、こちらもやはり最高のスペックを持つタイカン・ターボGTではなかったということを意味します。

これを考慮すると、よりドラッグレースに適した路面を使用し、かつヴァイザッハパッケージを装着したならば「もっとタイムが短縮される」のは間違いなく、まさに「ポルシェ恐るべし」といった感じでもありますね。

参考までに、カー・アンド・ドライバーではこのテストに(ともにEV最速クラスの加速を誇る)テスラ・モデルS プレッド(1,020馬力)、ルシード・エアー・サファイア(1,234馬力)を持ち込んでおり、「走行する距離が長くなればなるほど」タイカン・ターボGTはこれらに追い上げられ、0-60マイル加速よりも長い距離を走る1/4マイル(ゼロヨン)ではほぼ3車とも同等のタイム、しかしそこから先になるとタイカン・ターボGTが劣る場面がでてくることについても指摘されています。

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参照:Car And Driver

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