>ランボルギーニ ■旅行/外国ネタ ■近況について

ランボルギーニのファクトリーツアーに参加してきた。工場では大量にウルス製造中。敷地内ではテメラリオにも遭遇

ランボルギーニのファクトリーツアーに参加してきた。工場では大量にウルス製造中。敷地内ではテメラリオにも遭遇

| ランボルギーニ博物館、ファクトリーツアー共に見応えのある内容であった |

次はぜひ「納車待ち」のステータスで訪れてみたいものである

さて、フェラーリに続いてランボルギーニのファクトリーツアーにも参加してきたのでその様子を簡単に紹介したいと思います。

ランボルギーニのファクトリーツアーについては(ランボルギーニの)公式サイトから申し込むことができ、こちらはオーナーでなくても参加が可能(オーナー向けとしては、別途ファクトリー・エクスペリエンス・ツアーというものがあるようだ)。

イタリアとドバイに行ってきた。関空からドバイに向かうのは世界最大の旅客機「エアバスA380」
イタリアとドバイに行ってきた。関空からドバイに向かうのは世界最大の旅客機「エアバスA380」

| 前回同様にエミレーツ航空の利用、しかし今回はビジネスではなくプレミアムエコノミー | 今回は以前の反省を生かし「準備万端」で臨むことに さて、今回のイタリアとドバイ訪問に利用した航空会社はエミレー ...

続きを見る

ランボルギーニ本社はこんな感じ

そこでまずはランボルギーニ本社の様子につき、敷地入り口にはこういったモノリスのようなものがドドン。

DSC03863

こちらは正面。

DSC03844

そして正面入り口にはファイティングブルの彫像。

DSC03843

向かって右はランボルギーニ博物館(アウトモビリ・ランボルギーニ・ミュージアム)で・・・。

DSC03847

さらにその右はランボルギーニ創業時から使用している工場。

DSC03865

左はランボルギーニ・ストアなど。

DSC03848

ちなみにこのレヴエルトは本社納車プログラム「ラ・プリマ」を終えたオーナーさんの車両です。

DSC03851

ランボルギーニ・のファクトリーツアーはこうやって行われる

そしてランボルギーニのファクトリーツアーにつき、まずは博物館と同じ入り口から入り・・・。

DSC03859

受付にてオンライン予約時に発行されたバーコードを見せて入館手続きを受け、集合場所や注意事項などの説明を受けます(博物館内の撮影はOKだが、工場内の撮影はNG、など)。

DSC03871

集合場所は突き当たりの「Automobili Lamborghini]という黒い文字がある看板の向こうにあり、ここに備え付けられたロッカーへと荷物やカメラ、携帯電話を入れ、その後にスタッフの説明を聞く際に使用する受信機とイヤホンを受け取ります。

ちなみに7年前に来た時と構造やシステムは同じではありますが、最新のランボルギーニのCIに従い、館内の色調がダーク系からホワイトへと変化しているようですね。

DSC03868

実際のファクトリーツアーについては「撮影不可」なので画像をお見せすることができず、よってその内容を文字のみでお伝えすることになりますが、まずは受信機とイヤホンを装着し、それを通してランボルギーニ本社敷地内にある建物について説明を受け、その後はバスに乗ってランボルギーニ本社敷地内を走行し、主要な建造物を見たのちにいったん敷地を出てウルスを生産している新しい工場へ(この工場はウルス生産のために新しく建設されたもので、以前の工場ではレヴエルトとウラカンを製造し、今後テメラリオも製造されることになる)。

DSC03842

なお、この敷地内には様々な完成済みのレヴエルトやウルスが駐車しており(おそらくはこの後に実走行によるテストを行うことになるのだと思われる)、中にはグラデーション塗装やカラーシフト塗装を持つ「アドペルソナム」車両も見られます。

そのほか注目すべきはテメラリオが三台見られたことで、カモフラージュの有無といった相違はあるものの、その細部に至るまでしっかり確認できたのが印象的。

なお、イメージとしては「フロントがかなり幅広(ヘッドライトと相まって、ウラカンに比較するとデザイン的にワイドに見える)」、そしてリアオーバーハングがかなり短く、かつ「スカスカ」なのでリアセクションのボリュームが非常に小さいということ(これは現存する他のライバルに比較しても大きなデザイン的特徴となりうる)。

DSC03870

そしていったん敷地を出た後に少しだけ(田園風景の中を)走ってウルスの製造工場へと移動して工場内を見学しますが、工場は非常に明るく清潔で(フェラーリでもそうであったが、ステレオタイプな工場のイメージとはかけ離れている)、色とりどりのウルスが大量に生産されており、「塗装が終了した」状態のボディと各種コンポーネントを組み合わせる様子を見ることが可能です(塗装は別の建物〜ペイントショップ〜で行われる)。

たとえばボディに内装パーツを組み込んだり、車体とドライブトレーンとの”マリアージュ”を見たり、その後はブレーキシステムやタイヤを取り付けるといった光景を見ることができ、「完成し品質チェックを行うまで」の流れを確認できるわけですね(とにかくすんごい台数のウルスが作られている。年間5,000台、工場稼働日数が220日くらいだとすると1日あたり23台のウルスが作られている計算になる)。

DSC04182

なお、以前のファクトリーツアーではエンジンのアッセンブリ、レザーの裁断といった工程を確認できたものの、今回の「ウルス専用工場」ではすでにそれぞれのコンポーネントの製造が終了した段階で運び込まれて「アッセンブリ」を行うにすぎず、よってそれらを見ることができなかったのはちょっと残念。

ちなみにですが、バスによる移動中はツアーガイドの女性がランボルギーニの歴史を紹介してくれ、創業者であるフェルッチョ・ランボルギーニの生い立ち、徴兵、そして帰還した後に始めたビジネスとその成功、そして購入したフェラーリが故障し修理してみたところ欠陥を発見し(フェルッチョ・ランボルギーニは術者でもあった)、そこでフェラーリとの提携を申し出たが断られて「フェラーリを見返すため」スポーツカーメーカーとしてのランボルギーニを設立したというお馴染みの歴史が語られています。※ランボルギーニ設立の経緯には諸説あり、フェルッチョ・ランボルギーニの息子であるトニーノ・ランボルギーニはまた別の説を主張しているが、ファクトリーツアーで上述の内容を語るということは、これが「正式な設立の経緯」として捉えられているということになる

DSC04239

ちなみにですが、この女性は非常に優秀で、上述の「ランボルギーニ設立の経緯」含め、録音した音声を流しているんじゃないかと思うほど淀みなく流暢に(英語で)話しており、さらにはイタリア人ではあるものの日本語にも堪能です(大学で勉強したらしい)。

そしてフェクトリーツアー終了後には受信機を返却しロッカーから荷物を取り出して終了となりますが(イヤホンは持って帰ってもいい)、対応いただいた全ての方にはお礼申し上げます。

DSC04044

合わせて読みたい、関連投稿

シューマッハが通い、今ではアロンソ、ベッテル、ルクレールやアロンソも通う「イタリアのマンマの味」、リストランテ・モンタナへ行ってきた
シューマッハが通い、今ではアロンソ、ベッテル、ルクレールやアロンソも通う「イタリアのマンマの味」、リストランテ・モンタナへ行ってきた

| リストランテ・モンタナは期待以上の料理、そして雰囲気をもって迎えてくれた | ボローニャを訪れた際にはまた行こうと思う さて、今回のイタリア(ボローニャ)訪問で楽しみにしていたのがこの「リストラン ...

続きを見る

イタリアとドバイに行ってきた。およそ20時間を経て関西国際空港からボローニャに到着。空港ではランボルギーニがお出迎え
イタリアとドバイに行ってきた。およそ20時間を経て関西国際空港からボローニャに到着。空港ではランボルギーニがお出迎え

| ドバイを経由しようやくランボルギーニとフェラーリの本拠地であるボローニャに到着 | ここからランボルギーニ、そしてフェラーリのファクトリーツアーへ さて、ドバイからおおよそ6時間のフライトを経てボ ...

続きを見る

フェラーリの「ファクトリーツアー」に行ってきた。様々なハプニングがありつつも「これ以上はない」貴重な体験をすることに
フェラーリの「ファクトリーツアー」に行ってきた。様々なハプニングがありつつも「これ以上はない」貴重な体験をすることに

| フェンツォフェラーリのいう「工場は機械でできている。フェラーリのクルマは人でできている」という言葉の通りであった | フェラーリ創業時の精神は今なお色濃くフェラーリに根付いている さて、フェラーリ ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ランボルギーニ, ■旅行/外国ネタ, ■近況について