まさに破竹の勢いを誇るヒョンデのプレミアムブランド「ジェネシス」。グランツーリスモにも登場したXグラン・ベルリネッタ・コンセプトの実車を製作しサーキットを走らせると予告

Image：Genesis

｜　このXグラン・ベルリネッタ・コンセプトを走らせるのはモータースポーツ界のスーパースター、ジャッキー・イクス　｜

さらにジェネシスは2026年からル・マン24時間レースにも参戦予定

さて、ヒョンデのプレミアムブランド、ジェネシスがXグラン・ベルリネッタ・コンセプトの新たなバージョンを発表すると予告し、なんとこれは「実際に走行が可能」。

もともとこのXグラン・ベルリネッタ・コンセプトは2023年のグランツーリスモ・ワールド・シリーズ・ファイナルで発表された「バーチャルな」存在であったものの、2024年にはジャッキー・イクスにちなんだトリビュートバージョンも登場しています。

実際にゲーム「グラン・ツーリスモ」にも登場し、モックアップも作られたものの、実際のサーキットを走ることは今までになく、しかし今回「実際に走行できる」ドライブトレーンを組み込んだクルマが登場するわけですね。

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なお、今後Xグラン・ベルリネッタ・コンセプトは「マグマ」カラーを身にまとい、ジェネシスのモータースポーツ活動の一環として、2026年の世界耐久選手権（WEC）や翌年のIMSAスポーツカー選手権にも登場する予定であるともアナウンスされています。

ジェネシスはついにここまで来た

ジェネシスは2004年にヒョンデの上位ブランドとして考案され、トヨタにとってのレクサス、ホンダにとってのアキュラのように独立した高級ブランドとして立ち上がりましたが、この短期間でプレミアムカー市場にて一定のポジションを確保し、かつ現在ではメルセデスAMGに挑戦する「マグマ」パフォーマンスサブブランドを展開するなど、ますますその勢いを増しているという状況。

そしてジェネシスは自身の2026年からのレース参戦計画を祝うため、Xグラン・ベルリネッタ・コンセプトをオーストラリアの伝説的なバサースト・パノラマサーキットに持ち込みますが、ここではモータースポーツ界のアイコン、ジャッキー・イクス（昨年からジェネシスのアンバサダーを努めている）がこのクルマにて「力強いデモンストレーションラップ」を披露する予定だとされています。

加えてジェネシスは最初の”マグマ”である「ジェネシスGV60マグマコンセプト」をサーキットに登場させるといい、そこでこの電動クロスオーバーがどれほどのパフォーマンスを発揮できるかを示すこととなる、ともアナウンスしています。※GV60マグマは、2024年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて、最速の4人乗り生産車としての記録を打ち立てたクルマでもある

ジャッキー・イクスがジェネシスのパフォーマンスブランドに重要な役割を果たす

上述のとおりジェネシスはジャッキー・イクスを迎えていますが、ジェネシスいわく「ジャッキー・イクスはジェントルマン・ディスラプター（紳士的な破壊者）」。

ジャッキー・イクスは1967年にフォーミュラ1に参戦し、数々の優れた成績を収めてきましたが、そのほかル・マン24時間レースでの複数回の優勝、F1での8勝、そしてドライバーズチャンピオンシップでは2位を獲得するなど、モータースポーツにおいて最も才能ある人物の一人だとされています。

「彼の数十年にわたる素晴らしい業績、ユニークな知識、そして自動車業界に影響を与えたいという強い意欲は、まさに我々のブランドにぴったりです。自動車のパフォーマンス業界が進化していく中で常に重要な役割を果たしてきた彼が、ジェネシスの未来を形作る手助けをしてくれることを光栄に思います。」

ジャスティン・ダグラス、ジェネシス・モーターズ・オーストラリア社長

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