
| フェラーリはこの部分だけを「昔ながらのクローム」としており、それには意味があるのだと考える |
フェラーリは「数例だけ」このエンブレムをファクトリーにて塗装したことがある
さて、もうじきフェラーリ296GTBの納車を迎えようとしていますが、現在ひとつだけ迷っていることがあり、それは「リヤデッキのFerrariエンブレムを塗るかどうか」。
ぼくはクロームやシルバー、金属調のパーツが好きではなく、よってテールパイプにも「ブラック」を、そしてホイールにもブラックを(純正オプションにて)選択しているのですが、それでも「純正オプションの範囲内では塗装できない」のがこのエンブレムです。
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なぜぼくはエンブレムを塗るのか
ちなみにぼくはクルマに装着されるエンブレム類が好きではなく、よって(トヨタ クラウンスポーツもそうですが)外せるものはすべて外すというのがその習慣。
中には「どうしてもエンブレム類を外すことが(構造上)できない」クルマも存在していて、たとえばポルシェ718ケイマンはそういったクルマのひとつでもあり、その対策として「目立たないよう」PORACHE文字をブラックへとペイントしているわけですね(これは納車後に塗ったもので、当時はここをブラックにペイントするオプションは設定されていなかった)。※あわせてテールパイプもブラックに塗装している
ちなみにランボルギーニ・ガヤルドそしてウラカンにおいても「Lamborghini」エンブレムをボディカラー同色に塗って「目立たなく」していますが、可能であればこれも「外してしまいたかった」ほど(エンブレムを外すと穴が出現するので、これを外したままにはできない)。
やはりフェラーリに個人が手をいれることは避けたいものである
そしてフェラーリ296GTBに話をもどすと、このシルバーの「Ferrari」エンブレムは車両の外装では「唯一の」シルバーであり、それがどうにも気になるため、リバリー(ストライプ)と同じホワイトにペイントしたいと考えているのですが、そこで引っかかっているのが「フェラーリに手を加えるのは「いかがなものか」という心情です。
御存知の通り、フェラーリはオリジナル性を強く意識しているため、オーナーがそこになんらかの手を加えることをヨシとせず、そういった方針に反してまでぼく自身の好みを貫くのは「どうだろう」と考えていて、その観点からは「結果的に塗らない」ということになるのかも。
参考までに、ぼくはフェラーリ296GTBに「フルプロテクションフィルム」施工を行う予定なのですが、その際には(たぶん)このFerrariエンブレムをいったん外すことになり、であれば外したオリジナルのエンブレムを保管しておき、別途入手した純正エンブレムをホワイトに塗装して貼り付けるということも考えています。
それでもやはり「フェラーリの意にそぐわない」可能性があり、やはりここには手を出さないほうがいいのかもしれませんね(これだけボディパーツ各部がスマートに、そしてインテグレートされている現代において、このパーツだけがクローム仕上げなのはフェラーリの強いこだわりが反映されているからだとも考えられる)。
なお、もう一つ参考までに、フェラーリが「顧客の要望に応じて」このFerrariバッジを塗装した例は(ぼくの知る限りで)2例あり、いずれもボディ同色ではなく「コントラスト」仕上げとなっていて、その意味でもフェラーリは自社のロゴを”ステルス”あるいは”ゴースト”化したくはないのだとも考えられます。
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