ベントレー、今度は「動く」アニメイテッドウエルカムランプを発表。クルマのドアが“11秒の光のショー”を演出、カーテシーランプは新時代へ

｜　415,800枚の微細ミラーが描くパーソナルアニメーション　｜

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ベントレーが「これまでBatur（バトゥール）に採用していたライト・スカルプチャー（光の彫刻）」を進化させ、顧客が自由にカスタムできる11秒のウェルカムアニメーションを提供開始すると発表。

これは単なるウェルカムライトの範囲を超えたもので、車のドアを開けた瞬間、地面に“動くデザイン”が投影される仕組みです。

なお、こういった「ウェルカムライト」「カーテシーライト」は単に「光る」といったパーツから「プロジェクターによる複雑なグラフィックの再現」「さらにはカラー表示」へと進化していますが、今回はついに「動く」ようになったというわけですね。

ベントレーが「動く」アニメイテッドウエルカムランプを発表（２）https://t.co/AuZxp5JECN pic.twitter.com/0qKTZPnVog
— Life in the FAST LANE. (@intensive911) November 23, 2025

このアニメーションは以下の2部構成にて展開され・・・。

ベントレーとマリナーはその可能性を示す例として、今回ルーマニア・アテネ音楽堂をモチーフにしたデザインを披露していますが、まずは建物のシルエットが地面に映し出され、その周囲を音符が踊る幻想的なアニメーションが構築されていることがわかります。

さらにはカスタム例として以下を挙げていて、実質的に“ほぼ無限の演出”が可能になることについても示唆しており、光りモノが大好きなぼくにとっては見逃せない技術となっているもよう。

Image：Bentley

このハイレベルな映像演出を可能にしているのはベントレーが採用した最新の光学技術であり、その詳細は以下の通り。

特に注目すべきは415,800個のアルミ製マイクロミラーで、それぞれが独立して動作し1ピクセルを構成するとされ、これは一部の「アダプティブヘッドライト」に見られる技術に類するものと思われます。※このライトのオプション価格は明かされていないが、おそらくは相当に高価であると推測できる

なお、ミラー1つのサイズはわずか 16ミクロン（0.016mm）。

この集積によって、ドア下の地面に高精細なアニメーションが描写できるというわけですね。

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ベントレーは今回の仕組みについて「デジタルイノベーションとクラフツマンシップを橋渡しする新技術」と表現しており、ラグジュアリーカーの演出技術として新たな基準を打ち立てたと言えそうです。

まだまだこの技術は「はじまったばかり」でもあり、現段階では動作や可能性をイメージすることには限界が伴いますが、今後はマリナーの高度なパーソナライゼーションと組み合わせることにより、ユーザーだけの“デジタルアート”がクルマのドア下に広がる時代がやってくるのかもしれません。

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