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フェラーリ296GTB「エンジンコントロールシステムの故障」続報。物理的なトラブルではなく「電気的なエラー」だと考えて良さそうだ

フェラーリ296GTB「エンジンコントロールシステムの故障」続報。物理的なトラブルではなく「電気的なエラー」だと考えて良さそうだ

| 状況を総合するに、たびたびハイブリッド用バッテリーを「最後まで使い切っていたこと」が良くなかったのかも |

これからは自発的にV6エンジンを起動させ、そのサウンドと走りを楽しみたい

さて、先日遭遇したフェラーリ296GTBのトラブル「エンジンコントロールシステムの故障」。

発生即日にオートカヴァリーノさんに対応していただいていますが、結論から言うと「ハードウエアのトラブルではなく、使用環境の問題」。

どういうことかというと、(説明を受け、ぼくが理解した内容だと)以下の通りとなっていて、車両側に問題はないということで一安心です(ありがとうございます)。

  • ハイブリッド用バッテリーと車両システムコントロール用バッテリー(12V)は共有
  • ハイブリッド用バッテリーを使い切った状態でエンジンが始動すると一時的に車両システムコントロール用バッテリーが「バッテリー上がり」的な状態になる
  • そうなるとこのエラーが出る
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これがフェラーリの洗礼か・・・!296GTBにて初のトラブル「エンジンコントロールシステム故障」が発生する
これがフェラーリの洗礼か・・・!296GTBにて初の深刻かもしれないトラブル「エンジンコントロールシステム故障」が発生する

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一体どういった状況でこのエラー表示が出るのか?

そこでもう少しこのエラー表示について述べておくと、ぼくは基本的に296GTBを「プラグインハイブリッド的に」乗っていて、つまるところ「1.自宅でハイブリッド用バッテリーをフル充電し」、その状態で走り出して「2.ハイブリッド用バッテリーを使い切るまでエレクトリックモード(eドライブ)で走り」、バッテリーが消耗しきったところで「3.自動的にガソリンエンジンが始動してハイブリッド用バッテリーを充電する」というもの。

そしてガソリンエンジンで走行しつつハイブリッド用バッテリーが充電されるとまたエレクトリックモードに戻るという、自宅を出た後は「2と3の繰り返し」。

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要するに自分で意図的にガソリンエンジンを始動させるような走り方をしてこなかったわけですが、これが今回の問題に直結しており、ハイブリッド用バッテリーがすっからかんになってしまった状態でガソリンエンジンが始動すると冒頭の「バッテリー上がり」的な状態に陥ってしまって上記警告メッセージが出てしまうというわけですね。

そしてそのまちょっと走るとこのメッセージは消えてしまい、それは「12Vバッテリーが(走行中に充電されたため)バッテリー上がり状態から回復した」ことを意味しているわけですが、たしかにこのメッセージが出るのは「エレクトリックモードからガソリンエンジンが始動した直後」なので、「ハイブリッド用バッテリーを使い切ってからガソリンエンジンを始動させると時すでに遅し」という理論は腑に落ちます。

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よってこの問題を回避するには、適宜自分でガソリンエンジンを起動させ、あるいは通常走行時は常に「ガソリンエンジン+エレクトリックモーター」によるパワフルな走りを楽しみ、住宅地走行時や駐車時には「静かなエレクトリックモードで」車両を移動させるのがベターということに。

イキナリの警告にてちょっと驚きはしたものの、理屈がわかれば恐れるものは何もなく、これからはV6エンジンのサウンドとともに296GTBを楽しみたいと思います。

なぜ今この警告表示が出たのか?

しかしながらちょっとしたナゾも残っていて、今まで何度となく「ハイブリッド用バッテリーを使い切ってからガソリンエンジンが自動的に始動するのを待っていた」にもかかわらず、なぜ今になってこの警告がなされたのか。

これについては現時点で理由はわからず、可能なのは「推測」のみ。

実はこの警告が出るちょっと前にはもうひとつのトラブルというか不可解な現象が起きていて、それは「車両起動後、走行可能な状態にならない」というもの。

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296GTBは車両起動後に「Ready」という表示がメーター内になされ、この表示は「エレクトリックモードでの走行が可能」ということを意味するのですが、「エンジンコントロールシステムの故障」表示が出た直前のドライブでは「車両起動後にどうやってもReady表示にならない」という状況に遭遇しています。

このReady表示が出ないと全く車両を動かすことが出来ず、しかし何度か車両のシャットダウンと起動を繰り返すうち、「何度目かのチャレンジで」ようやくRaady表示となって無事走行ができたということがあったわけですね。

そして「エンジンコントロールシステムの故障」表示がなされたドライブにおいても同様の状況が起きていて、その日もハイブリッド用バッテリーを使い切るまでエレクトリックモードにて走行し、しかしガソリンエンジンが始動した時点ではじめての「エンジンコントロールシステムの故障」表示が出現することに。

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ただ、そのまま走行していると表示が消え、しかしエンジンがまた始動すると警告表示が出るという状況を繰り返すこととなり、「これはちょっとおかしい」ということで安全にクルマを停止させることができる場所に緊急停車していったんシステム電源を落としたわけですが、そこからまた「車両の電源を入れてもReadyに入らない」状態となってしまい、ここでオートカヴァリーノさんに連絡しつつも「車両電源のオンオフ」を何度も繰り返し、ようやくReady表示が出たところで自走してオートカヴァリーノさんへと向かったというのが時系列的な流れです。

しかしながらオートカヴァリーノさんでは「Readyに入らない」という状況が再現されず、よって状況の確認ができなかったわけですが、ぼく的に色々と状況を思い起こしてみると、「Readyに入らない」のはいずれもハイブリッド用バッテリーを使い切ってしまったときで、自宅あるいは自走してハイブリッド用バッテリーが充電できていれば「Readyに入る」。※オートカヴァリーノさんに到着した時点では自走による充電がなされていた

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状況を総合するに、最初に「Readyに入らない」状況に陥った際になんらかの電気的エラーが生じた可能性があり、それが次のドライブ時に「ハイブリッド用バッテリーを使い切り、エンジンが始動した際」にエンジンコントロールのエラーとなって表示されたのだとも考えられ、そしてそもそも最初の「Readyに入らない」というのはハイブリッドシステム側ではなく12Vシステムが「バッテリー上がりのような状態になっていたから」だとも考えられます(ただ、それでも車両側電源のオンオフを繰り返すことでReadyに入るようになったことの説明がつかない)。

今となっては状況を思い起こしつつ推測するしかありませんが、「症状が発生しなかった」にもかかわらず車両をしっかり点検し、的確な説明を行ってくれたオートカヴァリーノさんには感謝です。

上述の通り、原因は「ハイブリッドシステム用のバッテリーを使い切る」ことにあると考えられ、よって「積極的にV6エンジンを始動させれば」この問題は起きないと認識しているので懸念は解消しており、快適に296GTBを走らせることができています。

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