
| 多くの人にとってのフェラーリとは「極端なウエッジシェイプ」であって優雅な曲線ではないと思われる |
いかに現代のフェラーリのデザインを「フェラーリだと」認知させるかが今後のフェラーリの課題であろう
さて、つい先日ガレージのシャッターを操作するリモコンキーを増設したのですが、その際にはリモコンの周波数をシャッターユニットと同期させる必要があり、自宅へとシャッター業者を呼ぶ必要が生じています。
そして周波数を同期させ、実際に新しいリモコンの動作を行ったわけですが、そうなるとガレージに保管している296GTBの姿を見られることとなってしまい、そこで業者が発したのは「格好いいポルシェですね」。
たしかに「ブルー」はフェラーリらしくはないが
なぜ業者がフェラーリ296GTBを「ポルシェ」だと認識したのかは不明ではありますが、おそらくはボディカラーがレッドではなく、しかし「スポーツカーであること」は明らかであるため、スポーツカーの象徴でもあるポルシェだと考えたのかもしれません。
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今日のフェラーリ296GTB。これから何度となく「なぜフェラーリなのに赤ではないのか」という質問に答えねばならなくなりそう
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参考までに、フェラーリ、そしてポルシェともに同じ(正確にはちょっと違う)馬を使用しているため、「馬」だけを見ると誤認してしまうことにも頷けますが、296GTBはその形状を「フェラーリ」だと認識されなかったことは興味深い事実です。
多くの人の考える「フェラーリ」とは
実際のところ、ぼく自身も「フェラーリ」というと極端なウエッジシェイプのクルマ(F355やテスタロッサのような)を連想し、よってフェラーリに親しんでいない人が296GTBのような「クラシカルな曲線」を用いたクルマをフェラーリだと認識できないことにも納得で、これがある意味でフェラーリが現在抱える「デザイン的な問題」なのかもしれません(フェラーリは、そのクルマを知らない人に対してであっても、それをフェラーリだと認識させる必要がある)。
なお、296GTBのデザインモチーフは250LMですが、そもそも250LM自体が「多くの人が捉えるフェラーリ像」とはやや異なるデザインを持っているのでは、とも考えています。
参考までに、こういった時代のフェラーリを「フェラーリ」だと認識することはぼくにとっても困難(フェラーリのエンブレムを見て、はじめてフェラーリだと認識できる)であり・・・。
しかし現在のフェラーリがモチーフとして取り入れているのは1960-70年代の「クラシカルな」フェラーリ。
しかしその時代のフェラーリはさほど一般的に広く認識されているわけではなく、よってこれが現在のフェラーリが抱える「デザイン的ギャップ」なのかもしれません。
いままでには「フェラーリではないクルマ」をフェラーリに間違われたことも
もうひとつ参考までにですが、これまでには「フェラーリじゃないのにフェラーリに間違われた」クルマも存在し、3台乗ったランボルギーニ(ガヤルドLP560-4、ウラカンLP610-4、ウラカンEVO RWD)はいずれもフェラーリに間違われることが少なくはなく・・・。
なぜがポルシェ718ケイマンは数回フェラーリと間違われたことも。
この718ケイマンの場合、フェラーリ的要素は(ボディカラー、シルエットともに)ないとも感じているのですが、981世代のケイマンは(エアインテークが)フェラーリ360モデナに似ているとされ、レッドやイエローのボディカラーの場合、「見方によってはフェラーリのように見える」とも言われたため、何らかの特定の印象をフェラーリに対して持つ人にとって、この718ケイマンも「フェラーリっぽく」見えるのかもしれません。
いずれにせよ、「フェラーリを別のクルマだと間違われた」ということはフェラーリにとって重大事件なんじゃないかとも考えていて、今後さらにフェラーリのデザインの変革が進んでゆくと、「フェラーリをフェラーリだと認識できない」人も多く出てくるのかもしれませんね。
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