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| ここまでのアートカーを揃えることができるのはBMWを置いてほかにないであろう |
この記事の要約
- ル・マン伝説の再会: 歴代のアートカー全20台のうち、過酷な「ル・マン24時間レース」を実際に走った7台が史上初めてフランスで一堂に会することに
- アンディ・ウォーホルの傑作も: わずか28分で描き上げられ、2025年に米国の国家歴史車両レジストリに登録された「M1」など、至高のラインナップが登場
- 世界ツアーは続く: パリを皮切りに、シュトゥットガルト、マカオ、さらにはミュンヘンのBMWヴェルトでの大規模展示など、2026年も世界各地で「走る彫刻」を体験可能
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BMW「アートカー」とは?50周年を迎えた「世界を魅了する走るアート」の歴史と起源を探求する【動画】
| 一般に目にする機会が少ないためか「あまり馴染みがない」のがアートカーではあるが | 現在では「ひとつのジャンル」として確立されているといっていい BMWアートカーとは、世界的に有名なアーティストが ...
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BMWは「アートカー」の先駆者である
「自動車は、それ自体がキャンバスになり得るのか?」
1975年、アレクサンダー・カルダーの手による「356 CSL」から始まったBMWアートカー・コレクション。
2025年には記念すべき50周年を迎え、同年の世界ツアーでは5大陸30カ国以上を巡って200万人以上の観客を熱狂させてきましたが、その勢いは2026年も止まる気配がないもよう。
今年のキックオフを飾るのは、フランス・パリで開催される世界最高峰のクラシックカーショー「Rétromobile(レトロモビル)2026」です。
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パリ・レトロモビル2026での見どころ
2026年1月28日から2月1日まで開催される「Rétromobile 2026」は、ショー自体も50周年を迎える特別な回。
ここでBMWは「伝説のガレージ」をコンセプトにした特設ブースを展開することとなりますが、今回の目玉は、なんと言ってもル・マンに参戦した以下の7台が勢揃いすることであるとアナウンスされています。
さらに「2026年」は第1号車の作者アレクサンダー・カルダーがパリに到着してから100周年という記念の年でもあり、コンコルド広場の「オテル・ド・ラ・マリーヌ」では、彼の3.0 CSLが先行展示されており、街全体でアートと車の融合を祝うムードが高まっているのだそう。
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展示される「ル・マン参戦」歴代アートカー一覧
| 号車 | アーティスト | 車種 | 発表年 |
| #1 | アレクサンダー・カルダー | BMW 3.0 CSL | 1975 |
| #2 | フランク・ステラ | BMW 3.0 CSL | 1976 |
| #3 | ロイ・リキテンスタイン | BMW 320i Turbo | 1977 |
| #4 | アンディ・ウォーホル | BMW M1 | 1979 |
| #15 | ジェニー・ホルツァー | BMW V12 LMR | 1999 |
| #17 | ジェフ・クーンズ | BMW M3 GT2 | 2010 |
| #20 | ジュリー・メレトゥ | BMW M Hybrid V8 | 2024 |
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スペックと芸術性の融合:BMW M Hybrid V8 (#20)
特に、2024年に登場した最新の第20号車(ジュリー・メレトゥ作)は、ハイブリッド技術と現代アートが融合した、コレクションの「今」を象徴する一台でもあり、本展示のハイライトとも言える存在です。
そしてアートカー最新作でもある第20号車は、単なる展示車両ではなく、最先端のレーシングテクノロジーの結晶で・・・。
BMW M Hybrid V8(アートカー#20)の主要スペック
- パワートレイン: 4.0L V8 ターボエンジン + 電気モーター(ハイブリッドシステム)
- 最高出力: 約 640 hp(レギュレーションによる)
- 最高速度: 約 345 km/h
- デザインの着想: メレトゥの代表作「Everywhen」の色彩とフォルムを3次元に再構築。
- 特徴: レースによる「汚れや摩耗」すらも作品の一部とする「パフォーマンス・ペインティング」という概念を採用
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競合比較と市場での位置付け:BMWがリードする「文化支援」
多くの自動車メーカーがブランドイメージ向上、あるいは単に商用利用のためにアーティストと提携することがありますが、BMWの取り組みは「一過性の広告」ではない点が決定的に異なります。
- 50年の継続性: 1975年から続くこのプロジェクトは、ポップアートから現代アートまで、その時代の最も重要なアーティストを選定
- 歴史的価値の公認: 2025年、アンディ・ウォーホルによるM1が「国家歴史車両レジストリ」米国議会図書館に保存される歴史的遺産)に登録され、これは自動車メーカーの活動が公的な「文化遺産」として認められた異例のケースである
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結論:2026年も「BMWアートカー」から目が離せない
BMWのアートカーは、単なる移動手段、あるいは競技用としてのクルマを”情熱と創造性を表現するキャンバス”へと変えた存在です。
パリでのRétromobileを皮切りに、世界ツアーはドイツ、トルコ、中国(マカオ)、スウェーデンなどを巡り、夏には本拠地ミュンヘンのBMWヴェルトで集大成を迎えます。
「自動車×アート」が切り拓く新しい未来。その躍動感を、ぜひ各地の展示で直接体感してみるのもいいかもしれませんね。
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