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| フェラーリは常に「まだ見ぬ領域」へと翼を広げる |
陸を制したフェラーリが次に挑むのは「海」。
フェラーリは2026年2月11日、同社の画期的な海洋レースプロジェクト「Ferrari Hypersail(フェラーリ・ハイパーセイル)」において、高級時計ブランドのリシャール ミルとプレミアムパートナーシップを締結したことを発表し、F1での共闘から5年が経過したいま、両者のタッグはついに大洋へとその舞台を広げます。
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この記事のポイント
- 新次元の共闘:F1で培ったリシャール・ミルとの絆を過酷な「オーシャンレース」へ拡張
- フェラーリ・ハイパーセイル:伝説のセーラー、ジョバンニ・ソルディーニ率いる100フィートの超高速セーリングヨット
- 極限のテストベンチ:時速100kmを超える海上の衝撃を新作時計の開発データに活用
- 100%再生エネルギー:化石燃料を使わず、太陽光・風力・水力で稼働する次世代の挑戦
F1から「海」へ。なぜリシャール ミルなのか
フェラーリとリシャール ミルのパートナーシップは2021年から始まり、これまで世界最薄の機械式時計「RM UP-01」など、既存の枠組みを超えるプロダクトを生んできたことでも知られます。
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今回発表された「フェラーリ・ハイパーセイルに関するフェラーリとリシャール ミルとのプレミアムパートナーシップ」は通常のスポンサーシップの枠を超えたものとなり、リシャール ミルは「激しい振動と塩分、そして巨大な重力がかかる洋上レース」を究極の”実走行テスト場”として新しい腕時計の開発に挑むことになる、とアナウンスされています。
つまるところ、モータースポーツで培った軽量化技術と素材工学が、今度は「大海原で」その真価を問われることになるわけですね。
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フェラーリが「ハイパーセイル」の予告を開始。「水中翼ヨット」のようだが船舶というよりはむしろ宇宙船のようにも
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「Ferrari Hypersail(ハイパーセイル)」プロジェクトの概要
「ハイパーセイル」とはまだ耳慣れない響きではありますが、これはフェラーリが2025年に発表したプロジェクトで、ヨットレースへの参加にとどまらず、同社のエンジニアリングの粋を集めた「研究開発プラットフォーム」としての側面を持っています。
フェラーリ・ハイパーセイルの概要
| 項目 | 詳細 | 備考 |
| 船体タイプ | 超高速モノハル(単胴船) | フォイル(水中翼)を装備 |
| 全長 | 100フィート(約30メートル) | 巨大なカーボン製ボディ |
| マスト高 | 40メートル | 圧倒的な推進力を生む |
| 動力源 | 100%再生可能エネルギー | 内燃機関を一切搭載しない |
| チーム代表 | ジョバンニ・ソルディーニ | 世界的セーラー・フェラーリ広報大使 |
| 主要技術 | エアロダイナミクス・先進素材 | F1エンジニア20名が開発に参加 |
プロジェクトの核心:持続可能性とパフォーマンスの融合
このプロジェクトの驚くべき点は、ヨットに「エンジンや発電機が一切積まれていない」ことで・・・。
- 太陽光パネル
- 風力発電システム
- ハイドロジェネレーター(水力発電)
これらを駆使して、船内のコンピューターや制御システムに必要な電力をすべて自給自足し、フェラーリはここで得た「エネルギーマネジメント」の知見を将来のEV開発へフィードバックする狙いがあるというわけですね。
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関連知識:リシャール・ミルが挑む「5000G」の世界
実際のところ、リシャール・ミルの時計がフェラーリのヨットに搭載される(あるいはクルーが着用する)ことには科学的な意味があります。
- 衝撃への耐性:高速で海面を叩くヨットは、瞬発的に数G〜数十Gの衝撃が発生し続ける
- 耐食性の極致:塩水は金属にとって天敵。リシャール・ミルが得意とする「カーボンTPT」や「グレード5チタン」の真価が試される
これまでのフェラーリとのコラボモデル「RM UP-01」は、厚さわずか1.75mmながら5,000G以上の衝撃に耐える設計を持っており、今後はハイパーセイルを通じて、さらに「過酷な環境に耐えうる日常の精密機械」というブランドイメージが強化されることになるのかもしれません。※リシャール ミルは当初から耐衝撃性を重視しており、展開初期はトップテニスプレイヤーをアンバサダーに迎え試合中に装着させ、その衝撃に耐えうることで世界に名を知らしめた
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結論:フェラーリの魂は「スピード」の先へ
「ハイパーセイル」は、フェラーリが単なる自動車メーカーから、世界最高峰の「テクノロジー企業」へと脱皮しようとしている象徴です。
リシャール・ミルという最強のパートナーを得て、彼らは風を読み、波を切り裂き、未来の技術を海の上で作り上げてゆくこととなり、2026年、マラネロから吹く風はサーキットだけでなく七つの海を席巻することになるのかもしれませんね。
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参照:Ferrari













