
| アウディは以前からオフローダーに対して強い興味を持っている |
この記事の要約
- CEOの明言: ゲルノート・デルナーCEOが、本格オフローダー市場への参入に「オープンである」と発言
- 市販化の条件: 既存の「ラダーフレーム」プラットフォームの活用が必須条件
- カギは米Scout: VW傘下の新ブランド「Scout Motors」のEVプラットフォーム流用の可能性
- 今後の展望: 2030年頃の登場が期待される一方、直近では3列シートSUV「Q9」が優先
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アウディもついにメルセデス・ベンツGクラスのライバル投入へ?「夢をあきらめるな」とCEOが語る新型オフローダー計画とは
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クワトロの聖地が放つ「究極の4x4」への期待
「アウディなら、どんなセグメントでも考えられる」。
アウディのゲルノート・デルナーCEOがオーストラリアのカーメディアに対し、ファンの胸を熱くさせる可能性を示唆。
それは具体的にメルセデス・ベンツ Gクラスやランドローバー・ディフェンダーといった並み居る強豪がひしめく「本格ラグジュアリー・オフローダー」セグメントへの参入を示していますが、この「Gクラスへの対抗」というのはいま多くのプレミアムカーブランドにとってのトレンドとなっており、独自の市場で「一人勝ち」状態となっているGクラスのシェアをなんとかいただこうと躍起になっている姿が見られます。
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BMWが本気のオフローダーを開発か? メルセデス・ベンツGクラスやランドローバー・ディフェンダーの対抗馬「G74」発売のウワサ
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そしてアウディには伝説的な4WDシステム「Quattro(クワトロ)」という強固なヘリテージがあり、これまで手付かずだった本格オフローダー分野への挑戦は同社にとって必然の流れと言えるのかもしれません。※しかもダカールラリーで勝利を収めている
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Image:Audi
「ラダーフレーム」がもたらす本物の性能
デルナーCEOは、「SUV」ではなく本格的な4x4を実現するために「そのセグメントにおいてオーセンティック(本物)なプラットフォームが必要だ」と強調し、もちろん独自にゼロから開発するのはコスト面で見合いませんが、VWグループ内には強力な武器が存在していて、それが2025年から生産が始まる「スカウト」に採用されるEVプラットフォーム。
このスカウト「トラベラー」「テラ」は、過酷なオフロード走行に耐えうるラダーフレーム構造を採用しており、この「ハードコアなオフローダー向けの骨格」にアウディのラグジュアリーな内装と洗練された制御を組み合わせれば、市場を揺るがす一台が誕生する可能性が極めて高い、と見られているわけですね。
Image:Scout
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VWが北米にて伝説のタフネスブランド「スカウト」をリブート。「テラ」「トラベラー」2モデルをEVとして発売、このシンプルさは現代では高い評価を受けそうだ【動画】
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アウディ・オフローダー計画の概要(推測)
| 項目 | 予測内容 |
| プラットフォーム | ボディ・オン・フレーム(ラダーフレーム) |
| パワートレイン | 純EV(BEV) または レンジエクステンダー(発電用エンジン搭載) |
| ベース車両候補 | スカウト「テラ(ピックアップ)」「トラベラー(SUV)」 |
| 登場予想時期 | 2030年頃(承認された場合) |
| 競合車種 | メルセデス・ベンツ Gクラス、ランドローバー・ディフェンダー |
アウディの直近の優先順位
オフローダーへの期待は高まるものの、アウディには今、成し遂げなければならない「直近の課題」が存在し・・・。
- 「Q9」の公式発表(2026年予定): BMW X7やメルセデスGLSに対抗する、アウディ史上最大級の3列シートSUV
- 次世代「Q7」の導入(2026年): ブランドの屋台骨を支えるSUVの全面刷新
- コンセプトCの市販(2028年):これによってアウディの「退屈な」イメージをひっくり返す必要がある
さらにこの本格オフローダー計画はまだ「初期段階」にあり、市販化のゴーサインが出たとしても、ぼくらがその姿を拝めるのは2030年頃になると予想されます。
Image:Audi
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結論:アウディは「所有する喜び」を再定義する
多くの例を見ても分かる通り、ラグジュアリーブランドが本格的なオフロード性能を手に入れることはその顧客層を大きく拡大し、ひいてはブランドイメージ向上に貢献するというのが「現代の常識」。
「クワトロ」の誇りにかけて、アウディがGクラスに比肩する伝説を創り出すのか。
その成否は、VWグループのリソースをいかに賢く使い、採算性を確保できるかにかかっており、2030年、荒野を駆け抜けるフォーリングスの姿が見られることを期待したい、というものですね。
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参考:Scout Motors(スカウト・モータース)とは?
1960年代に人気を博したインターナショナル・ハーベスター社の「スカウト」ブランドをVWグループがEV専用ブランドとして復活させたもの。
現在、北米市場向けに開発が進んでおり、そのタフな設計はアウディや他のVWグループブランドにとって「宝の山」となる可能性が指摘されています。
Image:Scout
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参照:CarSales
















