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フェラーリが488チャレンジを公開。エアロダイナミクスと車両制御が大きく改善

2016/12/05

フェラーリが2016年12月第1週の週末にカリフォルニアで開催されたイベント、「Finali Mondial」にて、458チャレンジに代わるレースカー、「488チャレンジ」を初公開。
この「チャレンジ」シリーズは3つの大陸で開催され、1992年から現在の間に1000人を超えるドライバー、1000を超えるレースを開催している、とのこと。

今回発表される488チャレンジは市販車の488GTB同様に3.9リッターV8エンジンを装備し670馬力を発生(出力は同じですがエンジンマッピングが異なる)。
エアロパーツは大きく進歩を遂げており、これらによってフィオラノ・サーキットでは458チャレンジEVOのタイムを1秒短縮した1分15秒5を記録。

もちろんトランスミッションも変更され、トラクションマネージメントもフェラーリが特許を取得した「スリップ・スリップ・コントロール(SSC)を使用することでターンインが大きく改善されたようです(電制デフ、E-diff3と統合して制御)。

これら見えない部分に加え、大きく変わったのは外観。
458チャレンジが「458の延長線上」にあるルックスを持つのに対し、今回の488チャレンジは市販車と大きく異なる印象を持ち、ヘッドライトにカバーがつくことでFXXのようなイメージになっていますね。
ラジエターの位置が変更されることでフロントの開口部も形状が変わり(フロントホイール前からエアを抜く構造)、サイドにはダウンフォース獲得のためにカナードが追加。
もちろん巨大なリアウイングが装備されますが、こちらはウイング本体、翼端ともに結構普通な「板(F1みたいにうねってない)」となっています。
なおフロントで7%、リアで9%空気抵抗が改善している、とのこと。

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