| この様子だと本当に世界最速ギネス記録を達成することになりそうだ |
実際のところヘネシーは過去にも「最速」ギネス記録を樹立した実力者である
さて、「世界最速記録を樹立する」と豪語している米ヘネシー。
完全自社開発によるハイパーカー、ヴェノムF5にてこのチャレンジを行うことを計画していますが、現在もテストを繰り返しており、今回「ハーフマイル走行時点で時速352.5km/hに達し、ケーニグセグやブガッティよりも速いクルマになった」と発表することに。
このヴェノムF5は”フューリー”と名付けられた6.6リッターV8ツインターボエンジンを搭載していますが、その出力はなんと1817馬力にも達します(地球上でもっともパワフルなエンジンのひとつである)。
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一度はクラッシュしたヘネシー ヴェノムF5ではあるが
なお、ヘネシーは史上最速を達成すべく継続してテストを行っていますが、残念ながら今月はじめには時速250マイル(402km)にチャレンジする際にクラッシュを喫しており、今回の挑戦はそのリベンジということになりそうですね。
この度の挑戦においては、まず同社の創業者であるジョン・ヘネシー氏がステアリングホイールを握り半マイルを走り抜け、そのマークを越えた時点で驚異的な時速219.07マイル (352.5km/h) を記録。
しかしその後同社のテストドライバーであるデビッド・ドナヒュー氏がドライブした際にはさらに印象的な時速221.92マイル (357.1km/h) に到達することに。
ジョン・ヘネシー氏の名誉のために補足しておくと、同氏が走ったコースは路面状態があまり良くなく、スタート時のトラクションに問題が生じ、しかしそれでも時速60マイル (96km/h) を超えると(動画によれば)恐ろしいペースで加速していることがわかります。
そしてあっという間に時速70マイル (113km/h) 、すぐさま時速100マイル (161mph)、そのわずか数秒後には時速150マイル (242km/h) を超え、かつては神話の領域だとされた時速200マイル (320km/h) の壁もあっさり突破。
なお、今回のテストは気温が高い(摂氏27度から32度)の天候で行われており、もう少し気温が低ければもっと印象的な数字を残せたのかもしれません(さらにちょっと雨が降っている)。
おそらくヘネシーは何度かのテストを重ねた後に300マイル(482km/h)の壁に挑むことになるかと思われますが、続報を楽しみに待ちたいと思います。
ヘネシーがヴェノムF5のテストを行う様子を収めた動画はこちら
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参照:Hennessey