米新興EVメーカー、リビアンの工場にて火災が発生し車両50台を焼く。消火には1日以上を要し、再発火に備えいまだ隊員が現場に残っているもよう【動画】

｜　EV＝燃えるという短絡的な図式が成り立つわけではないが、燃える可能性が高いのは間違いないのかも　｜

同様の事例が相次げば、工場誘致や輸送に関しても「ノーEV」となりそうだ

さて、先週末に米新興EVメーカー、リビアンの工場にて火災があったとの報道。

原因等詳細についてはいまだ公式コメントが出されていない状況ですが、報じられる範囲ではイリノイ州ノーマルにあるリビアンの工場で午後9時45分頃に火災が発生し、約50台の車両が損傷し、しかし燃えたのは車両のみであり（つまり工場含む設備は燃えていない）、幸いなことに負傷者も出なかった、とのこと。

火災は1日を経過しようやく収まる

加えて地元消防署は「消火活動は日曜日の深夜までに消火したものの、再度の発火に備えて隊員を現場に残している」とも伝えていて、これはバッテリー火災は完全な消火が困難な場合があるうえ、鎮火したように見えたとしても火災が再発する恐れがあるためですが、この状況から見ても「バッテリーから火が出た」と考えていいいのかもしれません。

なお、現段階ではバッテリーと火災との関係が立証されたわけではなく、しかし今回のリビアン、そしてBYDのディーラーでの火災を見るに「なんらかの関連性があることは間違いなく」、よってこういった事例が続くようであれば、様々な国や地域において、様々な規制が導入される可能性もありそうです（EV用の工場建設に反対したり認可が降りない例も出てきそう）。

ちなみにですが、テスラにおいては「工場が燃えた」「ストックヤードのクルマが燃えた」という報道はほとんどなく、数百万台を生産したということを鑑みるに、EVとしてはかなり安全な部類だと考えていいのかもしれませんね。※販売/生産台数は全く異なるが、リビアンもまた「燃える」という話はほとんど聞かない。中国Zeekrはいまだ1台も燃えていないと主張している

リビアン工場の火災を捉えた動画はこちら

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