| なぜかコンシューマーレポートは韓国車を高く評価する傾向がある |
韓国車が特定の調査に向けて対策をしているのか、それとも特定の調査会社が韓国車を贔屓しているのか
さて、調査会社であるJDパワーが恒例の「自動車ブランドの満足度調査」を行い、高級車部門ではレクサスが1位に、大衆車部門ではミニがトップに輝いたと発表することに。
ちなみにこういった調査はJDパワーのほか、コンシューマーレポート、オートパシフィック等数社が実施しているものの、その結果は調査会社によって大きく異なるもので、しかしJDパワーの調査結果は比較的「現実に近いんじゃないか」とも考えています。
「プレミアムブランド」の満足度はこういった結果になっている
そしてまずはプレミアムブランドの満足度調査結果ですが、レクサスは安定の1位、しかしキャデラックがかなりのところにまで迫っています。
ちょっと意外なのはこれまで下位にあったアキュラとインフィニティが順位を上げていること、そしてリンカーンもポジションを上げていること(アメリカンブランドがけっこう強くなっている)。
なお、韓国ヒョンデの高級ブランドであるジェネシスは「下から3番目」ではありますが、数々のリコール報道からするとこれは当然の結果だと考えられます。
ただしコンシューマーレポートが調査を行うとジェネシス、ヒョンデ、キアといった韓国勢がかなりの上位に位置していることが多く、これはちょっとした「謎」でもありますね。
- レクサス・・・897
- キャデラック・・・880
- ポルシェ・・・879
- アキュラ・・・871
- BMW・・・866
- アウディ・・・865
- インフィニティ・・・862
- ジャガー・・・858
- リンカーン・・・854
- ボルボ・・・・854
- メルセデス・ベンツ・・・849
- ジェネシス・・・836
- ランドローバー・・・815
- アルファロメオ・・・801
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大衆車ブランドの満足度調査はこうなっている
そしてこちらは大衆車ブランドの満足度調査結果。
ミニがトップ、韓国勢が低い評価となっていますが、コンシューマーレポートが調査を行うとこれも「逆の結果」が出ています。
その理由について考えてみると、コンシューマーレポートでは評価基準や評価の内容を仔細に公開しているため、自動車メーカー側としては「評価されやすい(高い点数を取りやすい)クルマを作る」ことが容易になり、ヒョンデ、ジェネシス、キアはそこに注力したんじゃないかとも考えています(ただしJDパワーの調査では点を取れなかった。特定のテストに特化した対策を取って勉強するようなもの)。
そのほか気づくこととしては、ビュイック、GMC、ダッジ等アメリカンブランドの順位が高く、アメ車は全般的にその品質を高めつつあり、ちょっと前のように「アメリカでの調査なのに、アメ車のランキングが下位に集中している」といった状況が解消されつつあるようですね。
- ミニ・・・873
- ビュイック・・・872
- マツダ・・・856
- 三菱・・・854
- GMC・・・853
- シボレー・・・852
- スバル・・・852
- 日産・・・849
- トヨタ・・・848
- ダッジ・・・848
- フォード・・・838
- ラム・・・836
- ホンダ・・・835
- ジープ・・・834
- キア・・・834
- フォルクスワーゲン・・・833
- ヒュンダイ・・・831
- クライスラー・・・808
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