| 毎年”クルマよりも多く販売”は恒例だが、まだ食べたことはない |
フォルクスワーゲンが「2019年には680万本のソーセージを販売した」と発表。
え?フォルクスワーゲンがソーセージを?と思ってしまいますが、このフォルクスワーゲン製ソーセージは大変有名な製品で、実際のところフォルクスワーゲンが2019年に販売したクルマ「620万台」を大きく超える勢いです。
なお、このソーセージはもともとVW本社にて従業員向けに販売されていたものですが、人気が出たために外部に向けても販売することになり、年々販売を伸ばしている「隠れたヒット商品」。
フォルクスワーゲン製ソーセージはこんな「製品」だ
このソーセージの正式名称は「カリーブルスト(ドイツ人の好むカレー味のソーセージ)」で、ちゃんとフォルクスワーゲンのパーツカタログにも” 199 398 500 A ”として掲載されている、とのこと。
1930年代からVW工場脇で作り始め、カレーケチャップかウルトラスパイシーソースが選べるようです(ベジタリアンバージョンも登場したらしい)。
日本ではあまりポピュラーではないものの、関西だとドイツ人の多い神戸で時折見かけることがあり、実際に(VW製ではないですが)食べてみるとなかなかに美味。
ちなみにこのフォルクスワーゲン製ソーセージは、フォルクスワーゲン・ジャパンの豊橋本社の食堂で食べることができるとのことで、機会があれば「豊橋本社見学ツアー」に申し込み、その後に食したい、と常々考えています(ツアーは不定期にて募集がある)。
本業以外に「人気」の食品を作っている例にはこんなものが
なお、「え?この会社がこんな製品を?」という例はほかにもいくつかあり、ポルシェは自前にて養蜂場を(工場脇に)持っていて、そこで取れたハチミツを販売中。
大変な人気だそうですが、残念ながらこれはポルシェ本社併設ショップでないと買えないようです。
ポルシェがハチミツ製造事業化を発表。「え?」「ハチミツだ。すでに蜂は150万匹用意した」
そのほかニコンは「羊羹」を作っている(もともとは顧客への贈答品として製造をはじめたところ人気化)ことでも知られます。
そしてこちらはスバルが直接作っているわけではありませんが、スバルのニュルブルクリンク挑戦チームがいつも食べている賄い食、「チャレンジカレー」を商品化したもの。
こちらもコラボ商品にはなりますが、マツダが(累計生産5000万台記念の)限定にて「もみじ饅頭」を発売したことも。
そのほか、BMWをベースにした高級車製造販売を行う「アルピナ」は、ビジネスとして正式にワインの販売を行っているようですね。