
| 今回は「中国パビリオン」を最大の目的として大阪・関西万博 EXPO 2025へ |
4時間で入場できたパビリオンは中国、UAE、ベトナムの「3つ」のみ
さて、大阪・関西万博「二度目の」訪問。
ついこの前始まったばかりのように感じられる万博2025ではあるものの、気がつけばもう1ヶ月ちょっとで終わろうとしており、そして階級終了間近になると「駆け込み」にて多くの入場が見込まれるため、行けるときに行っとこうということでやってきたわけですね(あと二回分のチケットを保有している)。
なお、これまでの訪問したパビリオンは以下の通り。
- フランスパビリオン
- シンガポールパビリオン
- スペインパビリオン
- モザンビークパビリオン
- マレーシアパビリオン
- タイパビリオン
- サウジアラビアパビリオン
- トルコパビリオン
今回の大阪・関西万博 EXPO 2025ではこんなパビリオンへと行ってきた
今回の入場は「夜間券」を使用していますが、現在夜間券は「トワイライトキャンペーン」と称して通常よりも1時間早い午後4時からの入場が可能です。
ただ、前回(やはり夜間券)の経験から「入場可能時刻には来場者が殺到する」ことが予想されたため、あえて入場開始時刻である4時の「1時間後」に現地へと到着するようにしたものの、それでもとんでもない人が押し寄せており(当日の来場客は発表によれば約17万人)、東ゲート到着から入場までにかかったのは「まるまる一時間」。
ベトナムパビリオン
そしてまず入場したのがベトナムパビリオン。
20分くらい並んでの入場ですが、展示内容は水上劇や民族衣装、伝統工芸品などで・・・。
パビリオンの中には軽食コーナーがあり、ベトナムコーヒーやバインミーなどが販売されており・・・。
ベトナムコーヒーは1,500円。
個人的な見解ではありますが、このベトナムパビリオンは「スキップしてもいい」部類なんじゃないかという印象。
UAEパビリオン
そして次はUAEパビリオン。
幸いなことに待ち時間ゼロにて入場でき、このヤシの繊維で作られた柱が最大の特徴です。
UAEとは、アブダビ、ドバイ、シャルジャ、ラス・アル・ハイマ、フジャイラ、ウンム・アル・カイワイン、アジュマーンの7つの首長国が集まって構成されるアラブ首長国連邦を意味しており、「石油以外」の取り組み、そしてアラブ首長国連邦の慣習、そして7つの中小国の違いなどが解説されています(下の画像はそれぞれの7つの首長国の砂の違い。白い砂から赤い砂まである)
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ちなみにUAEはぼくの好きな地域の一つであり、それは「常に未来を見ているから」。
UAEを構成するほとんどの国は石油で豊かになっていますが、これはいわば「ボーナス」みたいなもので、よって多くの首長国はそのボーナスが「やがてはなくなってしまう」ことを現実として把握しており、しかしこのボーナスがなくなったときに、「以前の貧しい暮らしに戻らなくてもいいように」先のことを考えて投資を行っているわけですね(宇宙開発もその一つである)。
なお、このUAEパビリオンの中にはレストランがあって長蛇の列が出来ており、しかし同じように中東料理を提供しているサウジアラビアパビリオンに比較すると待ち時間がずいぶん短く、お手軽に中東料理を楽しみ、かつ時間を節約したいのであれば、このUAEパビリオンにて食事を摂るのも良いかもしれません。
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中国パビリオン
そして1時間並んで入ったのが中国パビリオン。
表には中国語で様々なことわざ、格言が記されており・・・
入口にはドドンと「中国 CHINA」。
ほとんどのパビリオンが(開催側の意向なのか)フォントを揃えているものの、この中国パビリオンは独自のフォントを使用していて、ここには様々な調整の結果やパワーバランスが存在しているのかもしれません。
1階は主に中国の歴史を紹介するコーナーですが、LEDはじめ様々なテクノロジーを用いているのが印象的(とんでもなお金がかかっている)。
上階には「現在」そして「未来」の中国を示す展示があり、宇宙開発や深海探査でなし得た偉業、様々な取り組みが示され・・・。
非常に興味深い展示内容を持っており、「昔の中国、今の中国、未来の中国」を視覚的に理解し体感できるよう内容に(ぜひ訪れるべきパビリオンでもある)。
マルタパビリオン(レストラン)
そして食事はマルタパビリオン脇のレストランにて。
これは「タコのパスタ(2,500円)」に・・・。
ラビオリ(2,200円)。
コカ・コーラ(500円)。
なお、万博内の食事ついては「非常に高価」といわれていますが、実際に訪れた印象としては「ちょっと高い程度で、観光地価格として考えると納得できる範囲」。
一方、たこ焼き、カレー、ラーメン、弁当、パンなど比較的安い(数百円レベル)の食事もあちこちで提供しているものの、逆にそういった「安価な」食事を摂っている人は「ごくわずか」。
つまり、今回の万博を落とすれる人々は、「高くとも、ふだん二本では食べることが出来ない料理」に行列を作っていて、つまるところ万博を訪れる人々の多くは「所得が高く、知的好奇心が強い」という特徴を持つのかも。
要するに、「安く楽しもう」と考えてここを訪れているのではなく、「たとえ費用が高くとも、日常では得難い体験を求め」関西万博にやってきているのだとも考えられます。
そのほか大阪・関西万博 EXPO 2025の雰囲気はこんな感じ
上記パビリオンのほか、万博の雰囲気をレポートしてみると、この「蝶の翅」のような形のクウェートパビリオンは大人気。
入場につき抽選への申込みが可能なので、次回は抽選にチャレンジし、なんとか潜入を試みたいと考えています。
真ん中くらいに見える「ぐるぐる巻いたリボン」のような建物はオーストリアパビリオン。※右の球体のようなものはスイスパビリオン
北欧館に・・・。
こちらはチェコパビリオン。
コロンビアパビリオン。
大屋根リングの上はすんごい人。
ちなみに今回トイレに入るのにけっこう並んだのですが、トイレはその設置場所によって「システム」が異なっており、ぼくが並んだ場所のトイレは「無駄にハイテクを取り入れ、そのためにそれを使いこなせない人が続出し、それに時間が取られてしまったがためになかなか列が捌けない」といった現象が生じており、これは完全に「その意図が裏目に出た」事例かもしれません。
なんだかんだ言われる万博ではあるものの、ここでしか体験できないことも多く、そしてパビリオンの大半は「国家の威信をかけ」建設・運営されているため、できるだけ多くのパビリオンを訪問してみたいと考えているわけですが、今回、とりあえず訪問したパビリオンの数を「11」にまで伸ばしており、あと二回の万博訪問にて”知的好奇心を満たせる”パビリオンを中心にこの数を伸ばしてゆきたいと思います。
大阪・関西万博 EXPO2025会場での動画はこちら
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