| もしかすると「トヨタ史上もっともタイヤが外に押し出されている」クルマかも |
さて、メガウェブ内に展示されているヤリスクロスのプロトタイプ。
グレードは「G」、ボディカラーはブラックマイカ×ホワイトパールクリスタルシャインです。
すでにプリプロダクションがメディア向けに貸し出されており、動画による試乗レビューも多数公開されていますね。
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トヨタが新型SUV「ヤリスクロス」発表!C-HRとライズとの中間に位置するオシャレな都会派クロスオーバー
| ヤリスと名がつくもののそのルックスはヤリスとはまったく異なる | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49808569988/in/datepo ...
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ヤリスクロスのスタイリングは日本車離れしている
このヤリスクロスは「C-HRの下」に位置し、ボディサイズは全長4,180ミリ、全幅1,765ミリ、全高1,560ミリ。
C-HRのサイズは全長4,390ミリ、全幅1,790ミリ、全高1,550なので、ヤリスクロスは「かなり小さな」クルマということになります。
プラットフォームはトヨタ自慢のTNGA、そしてコンパクトカー向けのGA-B。
一見しての印象は「日本車離れしている」というもので、誤解を恐れずに言えば欧州車のよう(欧州では相当に人気が出そうだ。トヨタエンブレムを取り去れば、どこか欧州自動車メーカーのクルマのように見えるかも)。
名前こそ「ヤリスクロス」ではあるものの、ヤリスの面影はほぼ感じられないクルマです。
全体的にはシンプルな印象がありますが、その一方では車体サイズに比較して大きな樹脂製クラディング、リアウインドウと連結したように見えるテールランプなど、大胆なパーツ構成も持っているようですね。
細部を見てゆくと、まず気づくのはフロントのシャークノーズ。
ヤリスクロスは全長4,180ミリと短く、しかしこのシャークノーズを採用することでバンパー上部がボンネットの延長として視覚的に機能していて、限られたサイズの中でも車体を大きく見せています。
ヘッドライトはかなり大きく、「トヨタらしからぬ」デザイン。
ルーフにはリブのようなプレスが入り、ここも面白いと思わせる部分。
前後フェンダーの樹脂製クラディングはけっこう大きく、ホイールアーチを大きく見せるとともに、外側に張り出すことで「タイヤが四隅に押し出されて安定感のあるルックス」を演出。
トヨタにしては「かなり」タイヤが外に出ている、と思います。
サイドステップも分厚い樹脂製。
これによって車体の塗装面積が上下に少なくなるので全体的に軽快な印象を受けます。
サイドから見ると、フロントやリアの延長によってボディ下半分が大きく見える反面、緩く傾斜したフロントウインドウそしてリアウインドウ、天地の低いサイドウインドウ、太いCピラーによって車体上部がコンパクトに見えるようですね。
なお、この手法はC-HRにてトヨタが確立したものと考えてよく、しかし今回はC-HRの「エッジ」とは逆に「丸み」を全体的に強調したのがヤリスクロスだと言えそう。
後部ドアの「後ろ上がりな」プレスライン、リアクオーターウインドウの切り上がったデザイン、コントラストルーフの斜めにカットされたデザインもあり、かなり強い前傾姿勢を感じますね。
リアから見るといっそうキャビンがコンパクトに見え、そしてフェンダーが張り出しているために「台形」イメージが強く、視覚的安定性を感じます。
さらにテールランプはボディからはみ出す形で左右に出っ張っており、さらにワイド感を強調。
トヨタ・ヤリスクロスのインテリアはこうなっている
ヤリスクロスのインテリアもそのエクステリア同様、シンプルながらも大胆さを持つデザイン。
とくにドアパネルはけっこう面白いデザインを持っているようですね。
シート表皮には「柄」が入っていてなかなかに高級感のある仕様。
この「ゴーグル風」メーターはなかなかに面白いデザインですね。
他の画像はFacebookのアルバム「トヨタ・ヤリスクロス」に保存中。