
| ザ オークラ東京は「日本のホテル」を強調するだけあり、細やかな配慮が光る「おもてなしの宿」である |
見れば見るほど「隅々にまで」こだわりが反映されていることがよくわかる
さて、諸用あって「ホテル オークラ東京」へ。
オークラ東京への宿泊ははじめてですが、このオークラ東京は「世界の一流ホテルに並ぶこと」を標榜して1962年に開業し、2019年には(東京オリンピックを目前にして)やはり世界の最前線としてのプレゼンスを確保すべく「The Okura Tokyo」としてリニューアルされています。
ホテルの構成としては伝統期なテイストを持つ「オークラ ヘリテージ」、そして最新の設備を誇る「オークラ プレステージ」から成り立っており、しかし中心となるのは日本ならではの価値観、そして「おもてなし」。
そこで今回宿泊した客室などを紹介してみたいと思います。
オークラオ東京の外観はこんな感じ
そこでオークラの外観からですが、まずはこんな感じで「広々とした」敷地に建っており・・・。
左が「ヘリテージウイング」、正面が「プレステージタワー」。
ホテルの横には庭園があり、四季折々の風景が楽しめるように様々な樹木が植えられています。
ちなみに虎ノ門ヒルズまでは「徒歩圏内」。
今回宿泊したのはプレステージタワーで、まずロビーはこう。
「昔ながらの高級ホテル」という雰囲気で、オークラ神戸にも通じる雰囲気ですね。
ちなみに各地のオークラに入るレストランも共通しているところがあり(「さざんか」など)、こういった共通性は各オークラに宿泊する際の大きな安心感となりそうです(マクドナルドやスターバックスのように、システムを世界中で統一することで気を使わずに利用できるという考え方なのだと思われ、これがそのブランドへの帰属意識にもつながる)。
時期的なものもあってロビー中央には桜が生けられています。
昔の高級ホテルに見られた「世界時計」も。
エレベーターやカーペットはベージュやブラウンを基調としたもので落ち着きと重厚感が感じられ、照明も柔らかく安心感が得られるものですね。
こちらは客室へと続く廊下ですが・・・。
あちこちにこういった美術品が展示されています(敷地内には日本初の私立美術館”大倉集古館”もあり、オークラは芸術に対しても深い関係性を保っている)。
ザ オークラ 東京の客室はこんな感じ
そこでこのオークラ東京の客室を見てみたいと思いますが、今回宿泊したのは32階のこんな部屋。
全体的にはベージュというかゴールドにも近い落ち着いたトーン。
スイッチ類は目立たないようにコンパクトかつ可能な限りフラッシュマウント。
コンセント類もあまり目立たないようにするというコンセプトを持つようですね(おそらくは日常性を排除するという意図、家庭で目にするものはここでは見せないという目的があるものと思われ、近年の高級ホテルには同様の傾向が見られる)。※ただしコンセント、USBソケットの数はぼくにとっては少なめ
カーテン、空調、照明など主な部屋の機能はタブレットにて操作することに(館内の設備もこのタブレットで確認できる)。
ブルートゥース接続のスピーカーはBOSE製。
部屋から見た景色はこう。
下を見下ろすとこんな感じです。
ちなみに入口ドアにはラバーとスポンジによる「二重」のシールがなされ防音性も完全。
このほかエレベーター、水道などの「音」「振動」についても徹底的に対策がなされており、このあたりはさすが「日本のホテル」という感じです。
ザ オークラ東京へと宿泊してきた際の動画はこちら
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