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発表から5年が経過、実現不可能と思われたTVRグリフィスがついに生産開始?リチウム採掘会社からの援助を得て近日中に工場と契約、生産設備を稼働させるもよう

2022/07/22

発表から5年が経過、実現不可能と思われたTVRグリフィスがついに生産開始?リチウム採掘会社からの援助を得て近日中に工場と契約、生産設備を稼働させるもよう

| 新型TVRグリフィスはおそらく「今後二度と計画すらできない」たぐいのスポーツカーだけに、ぜひ実現してほしい |

後世に残るほどの素晴らしいスポーツカーであることを期待

さて、かつて英国は「スポーツカーの聖地」であったものの、現在ロータスを除けばその存続は「ギリギリ」であり、マクラーレンは本社を売却して生き延び、アストンマーティンは8度目の倒産がウワサされ、ケーターハムは日本企業へと売却されたという状態です。

そこで今回話題となっているのがTVRですが、これは何度かの資本変更を経て2017年には新しいオーナーが”ニューモデル”としてのグリフィスを発表しており、同時に予約をの受付を(保証金とともに)開始し、しかし現在にいたるまで一台たりとも納車がなされていないというのがその現状。

ただし今回の報道によると、そこに一筋の光明があらわれ、どうやら生産に向けて動き始めるようです。

TVRグリフィスの生産開始はもう近い?

今回報じられた内容だと、少し前に行われた「エンソーシア・メタルズ・コーポレーション」との提携が一歩進み、英国ウェールズ工場のリース契約を締結し生産準備が間もなく開始されるとのことで、これが事実であればTVRは大きく前進したということに。

ここでちょっとTVRの歴史を振り返ってみたいと思いますが、TVRは1947年に創業され、軽量しかしハイパワーなクルマを送り出すことで人気を博し、一時は「イギリス最大の独立系自動車メーカー」として名を馳せることに。

その後1981年にはピーター・ウィラー、2004年にはロシアのニコライ・スモレンスキーへと経営権が渡り、2013年にはイギリスのレス・エドガーへと経営権が移っています。

そしてこのレス・エドガーはTVRを英国にて生産させ、かつての栄華を取り戻すという計画を掲げ、そこで発表されたのが、くだんの「新型グリフィス」。

TVRグリフィス

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この新型グリフィスはV8エンジンを搭載してマニュアル・トランスミッションにて後輪を駆動し、ドライバーズエイド含む電子制御のたぐいが一切ないというシンプル、そして何より初期のTVRを強く想起させるクルマだったわけですね。

ただ、発売予定がどんどん遅れ(ブリグジットなど様々な問題が影響したと言われるが、結局のところお金がなかったのだと思う)、その間に環境規制がどんどん厳しくなり、そしてEUでの「ガソリン車販売可能なデッドラインである2035年」までのタイムリミットがどんどん迫ってくることに。

そこで少し前に報じられたのが、(前出の)リチウム採掘会社、エンソーシア・メタルズ・コーポレーションの資金的補助を得てEVの開発を行い、同じ車体を使用して「V8エンジン版に加えEV版」をリリースするという計画。

なお、興味深いのは、エンソーシア・メタルズ・コーポレーションが提供する資金は「EV版の開発」のみに適用されるのではなく、ガソリンエンジンモデル製造のためにも投下されるといい、よって今回グリフィス実現の目が出てきた、ということになります。

それでもTVRは資金不足

ただ、エンソーシア・メタルズ・コーポレーションの出資を受けたといえど、TVRいわく「既存の受注を実現するためには、さらなる投資が必要であり、そのためには財務予測が必要不可欠で、我々はさらに、いくつかの可能性のある株式投資家と話し合いを続けている」とのこと。

仮に生産が開始され納車がはじまれば、その分の売上を負債の返却に充てることができ、しかしそれでもまだまだTVRの苦難が続く可能性があるとも考えており、というもの現在「スポーツカー、マニュアル・トランスミッション」の人気が高いといえど、それは実績のある自動車メーカー、将来的に価値が上がりそうな自動車メーカーの製品に限ったことであり、TVRの場合はそれに該当するとは(今の段階では)思えないため。

実際のところ、あのロータスですらガソリンエンジンに早々に見切りをつけてピュアエレクトリック化へと動き、さらにはSUVを発表したほどであり、「スポーツカーだけで会社を成立させる」ことは非常に困難だと考えられます。

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参照:CARBUZZ

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