| なかなかスタイリッシュなSUVが中国から |
ボルボやロータスの買収で有名になった、中国・吉利汽車の展開するブランド「Lynk&Co」より、その第二弾「02」が登場。
なお、この吉利汽車のオーナー、李書福氏はメルセデス・ベンツの親会社であるダイムラーの筆頭株主となったことでも一気に有名になりましたね。
まさかのまさか。中国・吉利汽車のオーナー、李書福氏がダイムラー筆頭株主に。一体何者?
ベンツの買収に動いた中国吉利汽車。その第一号車は「メルセデス・ベンツEクラス」のまんまコピーだった・・・。
ボルボXCとは兄弟車、ロータスの新型SUVとも兄弟に?
今回発表された「Lynk&Co.02」は先に発表され、初回生産分の6000台を137秒で売り切った01同様に「クロスオーバー」。
両車のデザインは非常によく似ており、相違といえばフロントグリル、フロントフェンダーのサイドスカットル、ルーフの加飾程度。
ヘッドライトやテールランプもよく似ていて、当然ながらこれは戦略的に”そうしている”ものと思われます(スズキ・ハスラーとクロスビーとの相似や戦略に似ている)。
ただしLynk&Co.01よりもサイズは小さく、吉利汽車はこれらに加えてセダンボディを持つ「03」を加えてラインナップは一旦完了する見込み。
デザイン的には「かなりよくできている」と言ってよく、2トーンカラーや大きなホイールアーチなどスポーティーさが表現されていて、「家庭っぽい」雰囲気は完全に消されています。
Lynk&Co.によると「スポーティーでダイナミック、魅力的で自身に溢れており、何よりも楽しい」と自信を見せており、ブランドの主力モデルになるだろう、とのこと。
↓ちょっとミツビシのアクティブギアっぽい
生産は欧州とだけ明かされていますが、ボルボXC40と多くを共有すると思われ、もしかするとボルボの工場で作られる可能性も。
もちろん販売は欧州でも行われ、ブランド初の販売店はアムステルダムにオープンする他、バルセロナ、ベルリン、ブリュッセル、ロンドンにもオープン予定。
さらにはいずれの立地も「ブランドブティックの立ち並ぶ、オシャレな地域に」なるとのことで、吉利汽車としてはLynk&Co.を「ブランド品」と同等に扱ってゆく、ということになりそう。
加えて販売についても簡略化するためか「ワンプライス」で、グレードこそ複数存在するものの「オプション」はない、としています(販売方法についてもファッション業界を参考にしたとされる)。
装備としてはコネクティビティを重視したものとなっており、各種SNSへのシェアボタンの装備(自動車業界では”初”とされる。シトロエンC3は?)、アップルストアから直接アプリをダウンロードできる機能(Lynk&Co.は以前に、このシステムによってユーザーが車を”カスタム”できると語っている)、そしてそれらを操作する大型タッチインフォテイメントシステムを装備することに。
サイズは全長4448ミリ、全幅1890ミリ、全高1528ミリ。
上述の通りボルボXC40と多くを共有するはずですが、ロータスの新型SUVもボルボXC40、そして吉利汽車の車と共有する部分が多くなると公表されており、このLynk&Co.02もまた、ロータスの新型SUVとの兄弟車ということにもなりそうです。
正直これが中国ブランドでなければ「欲しい」と思わせるデザインだと思います。
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