| ここからロータスのデザインや方向性は大きく変わることになりそうだ |
ロータスが先日よりティーザーキャンペーンを行っている新型ハイパーカー「Type130(タイプ130)ですが、今回公式にその名称が「EVIJA」になる、と発表(読みは不明。おそらくはエヴィヤもしくはエヴィア、日本語表記だとエビア?)。
加えてこの新型ハイパーカーは「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて関係者のみに限定公開される」こと、公開時には大掛かりかつ”ドラマティックな”ショーが開催されること、イベントにおいては過去そして現在のロータスが集うこと、も公表されています。※一般公開は今月後半
ロータスEVIJAの生産は2020年から
そしてロータスは、この新型ハイパーカー「EVIJA」の生産開始が2020年から始まること、これは英国最初のエレクトリックハイパーカーになるということも主張。
多くのエレクトリックハイパーカー(リマックC_Twoやピニンファリーナ・バッティスタなど)の生産が2021-2023年頃になると見られている中、この「2020」というのはかなり早い時期だと言えますが、これは現在ロータスが中国の吉利汽車傘下に属し、同じグループに「ポールスター(ボルボのエレクトリックブランド)」が存在するため、その技術を活用できるからだと思われます。
この「EVIJA」については「最初の存在」という意味があるそうで、たしかにロータスの主張する「英国最初のエレクトリックハイパースポーツ」という意味とはマッチしそうですね。
ロータスCEO、フィル・ポプハム氏は「EVIJAはロータス最初のハイパーカーという意味でも完璧なネーミングだ。最初のエレクトリックカーでもあり、吉利(Geely)傘下で開発した最初のモデルでもある。しかしEVIJAはロータス以外の何ものでもなく、あらゆる意味においてロータスそのものだ。EVIJAは世界の自動車業界において我々のブランドを再び輝かせ、これからのニューモデルの道標となるだろう」。
現時点ではそのデザイン、スペックについてわかっていることは少なく、これまでにいくつかの動画や画像が公開されたくらい。
しかしこれらを見るに、これまでのロータスとはかなり異なるデザインを持つことがわかり、今回公開された画像そして動画だと、フル液晶を採用したメーター、六角形をモチーフにしたエンジンスターターボタンなどを確認可能。
ロータスというと、これまで「極限までムダを削ぎ落とした」構造やデザインを持っていましたが、EVIJAでは「やや装飾的」であることもわかります(ハイパーカーは富豪しか買えないので、富豪を納得させる品質、豪華さも必要)。
ロータスはその名称について、伝統的に「E」で始まる名を持つ
なお、ロータスはそのネーミングについて、「E」で始まるものが多く、過去には「エクセル(EXEL)」「エラン(ELAN)」「エスプリ(ESPRIT)」「エリート(ELITE)」「エキシージ(EXIGE)」「エヴォーラ(EVORA)」「エクラ(ECLAT)」「エリーゼ(ELISE)」「ヨーロッパ(EUROPE)」などが存在。
そして「コードネーム」としては「マークI」から「マーク11」までが存在し、その後は「タイプ12」という呼称へと移行(キリスト教圏だからか、タイプ”13”はないようだ)。
なお「エリーゼ」までは「タイプ111」と呼ばれることがあったものの、その後あまり「タイプなんとか」という呼ばれ方がされなくなり、しかし今回のEVIJAについては「タイプ130」「EVIJA」という、ロータス伝統の「タイプ」「Eではじまる名前」両方を全面に打ち出してきた、ということになりますね。
VIA:LOTUS