| 成功者がロールスロイスを欲するのは世界共通 |
ロールスロイスのモスクワ販売拠点、「ロールスロイス・モスクワ」より、モスクワの夜の雰囲気にインスパイアされたスペシャルエディションが発表に。
これはロールスロイス・モスクワが英国のロールスロイス本社に発注したクルマということになりそうですが、「レイス・ブラック&ブライト・コレクション」と題されています。
いずれもレイス・ブラックバッジをベースとし、ボディの下半分について「ブレンネングリーン」「オレンジメタリック「トワイライトパープル」が採用され、フロントフードとアッパーセクションはコントラストカラーとしての「ダイヤモンドブラック」仕上げ。
ロシアのビジネスは世界を制覇
ロールスロイス・モスクワのマネージングディレクター、タチアナ・フィッツジェラルド氏によると、具体的なインスピレーション元はモスクワ中心部のグリーンイルミネーション、オレンジはホテル・ウクライナから(もちろんパープルは夜明けからだと思われる)。
同氏いわく、「我々の顧客はビジネスにおいて世界を圧倒している。境界を超えて自身の成功を楽しもうとしており、レイス・ブラックバッジを選ぶのは自然な成り行きだ。そして今回のブラック&ブライト・コレクションは、消して眠らない街の純粋な楽しみを表現している」とのこと。
現在、ロールスロイスのオーナーは若返りを続け、その主要顧客は「若くしてビジネスで成功した人々」。
しかし「自然にそうなった」わけではなく、ロールスロイス自身が積極的に、そういった人々に選んでもらうるような様々な仕掛けを施しており、そのひとつが「ブラックバッジ」シリーズ。
ブラックバッジは「レイス」「ドーン」「ゴースト」に採用されるグレードで、パワーアップに加えて「ブラックアクセント」を付与したシリーズ。
見た目も「イカツく」なり、パワー(権力)嗜好のエネルギッシュな人々に愛されている、と言われます。
この「トワイライトパープル」はモロにロシアンマフィアが乗っていそうな雰囲気ですね。
エンジンはいずれのモデルも6.6リッターV12、出力は632馬力。
0-100km/h加速は4.3秒という俊足ぶりを発揮し、最高時速は250km/h(リミッターにより制限)を誇ります。
このグリーンも異常なまでのインパクトがあり、常人はまず選ばないと思われます(ただし一番カッコイイ)。
オレンジもやはり「普通ではない」印象ですが、ブラックアクセントとの相性が抜群。
いずれのモデルも、「さすがロシア」といったところですね。
ロールスロイス・レイス・ブラック&ブライト・エディションのインテリアはこうなっている
今回のブラック&ブライト・エディションについて、外装も特別ならば内装も特別。
ドアを開けると専用のキックプレートが出迎えます。
天井(ルーフライナー)はLED+光ファイバーによる”スターライト”。
この光の色は、オレンジのボディにはオレンジの光、グリーンのボディだとグリーンの光、パープルのボディだとパープルの光が用いられており、いずれも劣らぬ妖しい雰囲気を演出することになりそうですね。
インテリアはアルミとカーボン、そしてレザーで構成され、シートはブラックをベースにそれぞれのボディカラーに応じたアクセントが用いられる、とのこと。