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北京ではこんなモノを食べてきた。北京名物北京ダックに乾隆帝が好んだという「乾隆白菜」、濃いめの味付けが好みのボクにはベストマッチ

北京ではこんなモノを食べてきた。北京名物北京ダックに乾隆帝が好んだという「乾隆白菜」、濃いめの味付けが好みのボクにはベストマッチ

| 北京はもともと新鮮な食材がてに入りにくいという理由から「濃い」味付けが多いようである |

人気店の混雑は必至、予約システムをうまく活用したい

さて、今回は北京にて属してきたものについて紹介してみたいと思います。

今回ぼくがどうしても食べねばならない(中国風に言えば”必食”)と考えていたのが北京ダック、そしてジャージャー麺(炸醤麺)。

現地の北京ダックの名店、「四季民福烤鴨店」へ

そこでまずは「北京ダック」。

北京には相当数の北京ダックの名店がありますが、有名どころだと「全聚徳」「四季民福烤鴨店」。

「全聚徳」は1864年創業の老舗中の老舗であり、北京ではもっとも有名な北京ダック提供店かもしれません。

北京市内にも数店舗があり、どのお店も立派な店構えを持っていて、お店の前にはキャラクター、そして店内には様々なグッズが販売されるなど「テーマパーク的」雰囲気も。

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これはこれで悪くはないものの、ツアーコンダクターに率いられた団体客が入っていったりする様子を見ると若干の違和感も(ちょっと商業臭が強い)。

ちなみにレビューを見ると「味は良いがスタッフの態度が(とくに外国人に対して)イマイチ」「わけがわからないままに強制的に注文させられる」といった内容も結構多く、評価が”分かれる”お店です(現地の人々からの評価は高いが、観光客からの評価はあまり良くない)。

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そしてもう一方の「四季民福烤鴨店」ですが、こちらは見たとおりの「庶民的」な外観で、やはりいくつかの支店を出していますが、その評価は全般的に「高得点(低評価がない)」。

「全聚徳」が立派な外観で格を重んじる老舗だとすれば、「四季民福烤鴨店」は外観よりも味で勝負する新興勢力といったところかもしれません。

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そのほかにもいくつかのお店を検討してみたものの、今回はこの「四季民福烤鴨店」へと行くことになるのですが、ここは近年もっとも勢いがある北京ダックレストランということで待ち時間が非常に長く、1回目のアタックではなんと「4時間待ち」。

カウンターにあるQRコードを読み取って予約票を発行し、その票にプリントされたQRコードを読み取ると「あと何組待っているか」がわかるため、まずは予約票をゲットして「順番が来るまでどこか別のところ」で時間を潰すのが良いかもしれません。

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ちなみに現地の電話番号を持たない場合はカウンターに設置されたQRコード経由での予約ができず、その場合は「現地の電話番号がない」と伝えるとスタッフが別途予約票を発行してくれる仕組み。

ただしその場合は予約票に記載されるQRコードを読み込めないことがあるので、念の為「どれくらい後に来ればいいか」を聞いておき、その時間になればまた戻ってきて「自分の前に何組いるか」を確認し、店内で(番号が呼ばれるまで)待つとよいかと思います(番号の呼び出しは中国語)。

参考までに、その隣にも北京ダックのお店があったものの、そちらの客入りは「イマイチ」。

方や4時間待ち、方や閑古鳥といった状況なのですが、中華圏ではこういった現象がよく見られ、人気店のすぐ横に出店する「類似店」が多数出現するものの、現地の人々は「味」で店を選ぶので、類似店がいかに空いていようと、そして安くとも「味がイマイチであればノーサンキュー」となるようですね。※ごく稀にではあるが、類似店の方がオリジナルよりも味が優れ、類似店のほうが流行る例もある

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話を四季民福烤鴨店に戻すと、「順番待ち」スペースでは北京ダックを焼く様子を見ることができ、楽しく順番を待つことも可能です。

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さらにはメニューとペンを渡してくれるので、そのメニューにペンで印を入れておけば「そのまま」オーダーが通ります。

なお、北京ダックだけでなく、京菜(北京料理)メニューも充実しており、ジャージャー麺や餡餅(あんぴん、中華風おやき)などの北京の家庭料理も多数揃っているため、多くの人の舌を満足させることができるのも人気の秘密なのかもしれませんね。

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四季民福烤鴨店」ではこんなモノを食べてきた

なお、店構えがカジュアルな割に店内はやたらと高級(ジャージで来てしまい、ちょっと後悔)。

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北京ダック丸ごと1羽を頼むとテーブルまで持ってきて眼の前で捌いてくれます。※ハーフでの注文も可能で、ハーフだと店内の共有オープンスペースで捌いてくれる

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このあたりはいわゆる「付き出し」的なもの(お口直しにちょうどいい)。

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箸は二本あり、ひとつは「取り分け用」、もうひとつは「自分用」。

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箸置きがダック!

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北京ダックがでてくるとこう。

「脚」「頭」も切りわけてくれ、脚には食べやすいようにアルミホイルが巻かれるという親切さ。

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ちなみに薬味とライスペーパーのようなものは「別料金」。

食べ方についてはスタッフが親切に教えてくれるのですが、「皮」部分と「身」部分ではその作法がちょっと異なるようですね(勉強になった)。

全般的には非常にフレンドリーかつ親切といった印象で、はやくも「この店を選んでよかった」という感じ。

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こちらは羊肉。

実は別の羊肉料理を頼んでいたものの、なんと「作るのに失敗した」、そして作り直すと時間がかかるということでこちらを代わりに勧められたのですが、実際のところなかなかの美味。

そして「失敗した」おわびとしてデザートやドリンク、薬味についてもタダで提供してくれ、むしろこちらのほうが「なんかスマン」といった感じになったものの、いずれも非常に美味しく、食べるのに集中してしまったために「画像が殆ど残っていない」のがちょっと残念(とくにデザートについては1枚も撮影していない)。

なお、デザートは量が多くその場で食べきることができなかったために「包んで」もらいホテルへと持って帰って食べています。

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全般的にサービスに優れ、「北京に来ればまた訪れるだろう」というレベルのオススメレストランで、しかし上述の通り混雑が難点ではあるものの、うまく予約システムを活用したり、「昼食時」「夕食時」の混雑を避けるなどすれば問題はないかと思われます。

北京料理「局気胡同」へ

そしてもうひとつ紹介するのが北京料理(京菜)を提供する「局気胡同」。

こちらもいくつかの店舗を展開する「最近勢力を増してきた」レストランですが、お店の雰囲気が「昔の北京っぽく」、けっこうムーディーな感じですね。

参考までに「胡同」とは、主に北京の旧城内を中心に点在する、元・明・清の時代に形成された細い路地のことで、今も北京市内のあちこちに見られます(実際に人が住んでいる)。

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なお注文は「タブレット」にて行う方式で、中国でよくある「QRコードを読み込む」タイプではないため、通信環境が不安定な場合でも安心です。

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そしてまずこちらは「白菜」。

乾隆帝(けんりゅうてい)が好んだとされる「乾隆白菜」なる一品で、白菜のシャキシャキとした食感と濃厚なごまダレの組み合わせがナイスな北京料理です。

参考までに、乾隆帝は清王朝の第6代皇帝で、清朝の最大領土を築き上げ、各地を平定した上で文化の発展に貢献した名君だという評価が一般的で、乾隆帝の時代に数々の料理が発展した、とも言われていますね。※実際、観光名所には乾隆帝の銅像があったりする

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こちらはイカと鶏、ネギと唐辛子というバラエティに富んだ炒め物。

やはり伝統的な北京料理だそうですが、今回の北京訪問ではベスト3に入る美味しさです。

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詳細は忘れてしまったのですが、なにかのスープ(あまり記憶に残っていない)。

ちなみに北京のスープは基本的に「薄味」のものが多く、しっかりした味のスープが多い広東料理とはやや立ち位置が異なるように思います。

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