
| ラフェラーリ、ポルシェ918スパイダー、マクラーレンP1も登場するが、タイムではまったく歯が立たない |
R35 GT-Rはこれだけのチューンに耐えうるエンジンとドライブトレインを持つことがそもそも驚きでもある
これまでにも多数の「豪華メンバーによる」ドラッグレース動画が公開されていますが、今回は空港にてスーパーカーやハイパーカー、チューンドカーが集まるという企画が催され、フェラーリ・ラフェラーリ、マクラーレンP1、ポルシェ918スパイダー、さらにはマクラーレン765LTとセナ、そしてブガッティ・シロンに加え、2,000馬力を発生する日産R35 GT-Rが1/4マイルでの加速を競うことに。
これだけの豪華メンツが揃うことはなかなかない
そしてまずはフェラーリ・ラフェラーリ、マクラーレンP1、ポルシェ918スパイダーというハイパーカー御三家の加速競争。
この3台が並んで走る動画はそれほどないんじゃないかと思います。

この勝負ではラフェラーリが10.3秒、マクラーレンP1が10.37秒、ポルシェ918スパイダーが10.19秒を記録し、やはり4WDレイアウトを採用する918スパイダーに分があったようですね(それぞれのタイムは、一番下に表示されている1/4マイルの数字)。

そして次はマクラーレン・セナ、マクラーレンP1、マクラーレン765LTというマクラーレンの限定シリーズでの勝負です。

セナが10.31秒、P1が10.47秒、765LTが10.22秒となっていて、つまりトップは765LTという結果となっていますが、これはギヤ比の関係かもしれません(セナは停止状態からの加速よりも、サーキット走行におけるタイムを重視している)。
ただ、唯一ハイブリッドシステムを持ち、エレクトリックモーターのパワーを(アイパス・システムによって)一気に開放できるP1のタイムが伸びなかったのはちょっと残念。

そして先の2レースでもっとも速いタイムを記録したポルシェ918スパイダーとブガッティ・シロンとのレースも実現しています。

かなりの接戦ではありますが、0.07秒差にてブガッティ・シロンが勝利(10.10秒)しており、その矜持を保つことに成功。

やはりGT-Rのポテンシャルはとんでもなかった
そして最後は2,000馬力にまでチューンした日産R35 GT-Rと、これまでのレースでもっとも速かったブガッティ・シロンとの勝負ですが、もうスタート時点からGT-Rがぶっちぎっており、しかもシロンはその差をつめる機会も与えられないままアッサリとカタがつくことに。

GT-Rのタイムは驚愕の8.94秒であり、ナンバー付きの車両でこのタイムを(いかにチューンしたといえど)出せるのはGT-Rくらいかもしれません。
なお、GT-Rはチューニングに対する耐性が非常に高く(つまりタフ)、一時はドラッグレースの上位ランカーが全部GT-Rになってしまった(GT-Rでないと勝てなくなってしまった)ほど。
ちなみにブガッティ・シロンのデザイナー、サシャ・セリパノフ氏の愛車はR35 GT-Rだといい、「価格はブガッティ・ヴェイロンのわずか3%で、しかし性能はヴェイロンの90%」とも語っていますね。
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元ブガッティ、ケーニグセグのデザイナー「愛車は日産R35 GT-R。ヴェイロンの90%の性能で価格はわずか3%。これしかない。最高だ」
| サシャ・セリパノフ氏は昔ながらのデザイン手法によって深くクルマに関わりたいと考えるデザイナーだった | そしてそのクルマの存在意義、目的を重要視している さて、かつてクルマのデザインというと著名な ...
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