| おそらくは「シロンの”バリエーション”」があと数台納車され、それらが本当の最後となりそうだ |
インテリアの画像はなく、しかし内装にもやはりカッパーが用いられているようだ
さて、ブガッティが自社の公式Facebookページにて「最後のシロンを納車する」と投稿。
ただし、「数カ月後にシロン世代とのお別れになる」とも述べているので、これはあくまでも「ベースモデルとしてのシロンの最後の個体」であり、シロン・スーパースポーツなど他のバリエーションでの「最後の個体」が別途控えているのかもしれません。
「最後のブガッティ・シロン」はこんなスペックを持っている
この「最後のシロン」はブガッティのパーソナリゼーションプログラム「シュール・ムジュール」によって仕上げられた特別仕様車で、ノクターン(ブラック)とカッパーにて彩られ、そのオーナーはカナダの石油・ガス会社幹部で自称「起業家でリスクテイカー」のビラル・ハイドリー氏。
同氏がこのシロンをオーダーしたのは2021年11月だとされ、つまり製造に2年ちょっとを要したということになりそうですが、カスタム費用込みの価格は300万ドル(約4億4000万円)だと言われています。
フロントグリルには「16」の文字(別のオーナーによれば、文字を入れるだけで85万円くらいかかるらしい)、そしてバンパー内のブレードからCラインにかけてはカッパーのアクセント、そしてホイールにもカッパーのハイライト。
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センターラインにもカッパーが用いられ、「EB」エンブレムもカッパー仕上げ。
なお、悪名高き「5マイルバンパー」も装着されていますね。
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ブガッティ・シロン後継モデルはどんなハイパーカーに?
ブガッティ・シロンは2016年に500台のみ限定に発売され、そのモデルライフではシロンスポーツ、ピュアスポーツ、スーパースポーツなど多数の派生モデルを生み出し、(500台のうちにはカウントされないものの)チェントディエチやディーヴォといったバリエーションも存在します。
現在はもちろんすべての受注枠が埋まっていて、ブガッティはこの生産を行っているというのが現在の状況ですが、すでに後継モデルについては内覧会が開催され受注が開始されている、という情報も。
ただしブガッティの顧客は忠誠心が強く、よってそういった内覧会の内容が「漏れる」ことはほとんどないのですが、現時点では搭載されるパワートレーンにつき「V8ハイブリッド」「V16ハイブリッド」というウワサが混在し、しかし「比較されるようであれば、それはブガッティではない」という、ブガッティ創業者であるエットーレ・ブガッティの言葉を忠実に守るとするならば、やはり「V16」を採用することになるのかもしれません。
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そして車名についてもナゾのままではありますが、「ヴェイロン」「シロン」ともにブガッティのレーシングカーを駆り活躍したドライバーの名なので、シロン後継モデルにおいてもその伝統が守られる可能性もありそうです(ただし現在のブガッティはリマック傘下に入っており、あえて伝統を打ち破る可能性も否定できない)。
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