>ルノー/アルピーヌ

さよならアルピーヌA110。「いつかは買わねば」と思いつつも買う機会がないままに生産最終年を迎え「A110 R 70」「A110 GTS」が登場

さよならアルピーヌA110。「いつかは買わねば」と思いつつも買う機会がないままに生産最終年を迎え「A110 R 70」「A110 GTS」が登場

Image:Alpine

| 新世代アルピーヌはピュアエレクトリックへと移行し2026年に販売開始予定 |

アルピーヌA110はボク的に「自動車史に残る名車」である

さて、ぼくが「一度は乗らねばならぬ」と考えるクルマがアルピーヌA110。

しかし未だ購入する機会が到来しないままに生産最終年がやってきてしまい、アルピーヌがこの「生産最終年」を「創業70周年」とともに祝うことで華々しい引退劇を演出することに。

そして今回、アルピーヌは2025年に「A110 R」の特別仕様車、そして新型「A110 GTS」を市場投入するとアナウンスしています。

1.8リッター4気筒にもかかわらず、その価格「5400万円」。アルピーヌがA110の有終の美を飾るA110 ウルティムを発表
1.8リッター4気筒にもかかわらず、その価格「5400万円」。アルピーヌがA110の有終の美を飾るA110 ウルティムを発表

Image:Alpine アルピーヌA110 ウルティムの生産台数はわすかに110台のみ | さすがにここまで価格が上がってしまうともう手が出ない さて、近年のスーパーカー市場では限定車の価格が「上限 ...

続きを見る

アルピーヌA110 R 70はこんなクルマ

そこで今回発表されたニューモデルを見てみると、A110 Rの特別仕様車、A110 R 70はA110 Rと同じくカーボンファイバー製のボンネット、ルーフ、リアスポイラーを採用し、ホワイトトリム付きのカーボンファイバー製ホイールを装備しています。

6

Image:Alpine

搭載されるのは297馬力を発生する1.8L 4気筒エンジンで、アクラポヴィッチ製エキゾーストシステムとミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2タイヤが標準装備され、ブレンボ製ブレーキキャリパーは7色から選択可能。

1

Image:Alpine

パフォーマンス向上よりもコスメティック的な変更が中心だと考えてよく、70周年記念ロゴがホイールアーチ、ドアシル、ヘッドレストに配置されるほか、外装ピラーにはフランス国旗が描かれており、カラーバリエーションは「ブルー・カディ」「グラシエ・ブラン」「ルージュ・シスミック」の3色にて構成され、それぞれ70台ずつ生産されることとなるもよう。※この特別カラー以外にも「標準カラー」が用意され、特別カラーを含めて770台が生産される

7

Image:Alpine

そしてルーフには「A」そして「70」の文字。

さすがフランス車というか、これまでの限定車を見る限り、アルピーヌのこういったグラフィックは「ぶっちぎり」だと思います。

5

Image:Alpine

これまでの限定モデルの中ではピカイチ!アルピーヌA110「ツール・ド・コルス75」が150台のみ販売開始。1975年のA110ベルリネット・ラリーカーへのオマージュ
これまでの限定モデルの中ではピカイチ!アルピーヌA110「ツール・ド・コルス75」が150台のみ販売開始。1975年のA110ベルリネット・ラリーカーへのオマージュ

| ここまだ大胆な色使いそしてグラフィックを持つ市販車も珍しい | ホワイトのホイール、オレンジのブレーキキャリパーがイエローを引き立てる さて、アルピーヌはA110の様々な特別仕様車を発表しています ...

続きを見る

アルピーヌA110GTSはこんなクルマ

そしてもうひとつのA110GTSは「S」のシャープなシャシーと「GT」の快適性を兼ね備えたスポーツカー。

搭載されるエンジンは297馬力仕様、そしてA110 Sと同じ低めの車高、スタビライザー、スプリング、ショックアブソーバーを採用するというスパルタンな性格を垣間見せる一方、GTの快適性も備えており、フォーカル製プレミアムオーディオや新デザインを持つグレーカラーのレザーシートなどが標準装備されることに。

9

Image:Alpine

なお、このA110 GTSには専用装備も用意されていて、代表的なものは新オプションの「GTSエアロキット」。

これはフロントスプリッター、サイドスカート、リアウィングにて構成されるもので、ダウンフォースを向上させるほか、これを装着することにより「A110 Rと同じパイロット・スポーツ・カップ2タイヤの選択が可能となります。

8

Image:Alpine

このA110 GTSについては、2色のニューカラーに加えて5つの「アトリエ」カラーを選択できるようになり、その内容は以下の通り。

  • Bleu Paon(ブルー・ポーン) - ヘリテージカラー
  • Orange Acropolis(オランジュ・アクロポリス) - ヘリテージカラー
  • Orange Solaire(オランジュ・ソレール) - 新色(マット)
  • Bleu Eclipse(ブルー・エクリプス) - 新色(マット)
  • Gris Acier(グリ・アシエ) - 新色(マット)

合わせて読みたい、アルピーヌ関連投稿

次期アルピーヌA110はEVにもかかわらず「ガソリン車より軽くなる可能性」も。CEOは「A110への投資は合理的ではないが必要」、そして戦略は「ポルシェを参考に」
次期アルピーヌA110はEVにもかかわらず「ガソリン車より軽くなる可能性」も。CEOは「A110への投資は合理的ではないが必要」、そして戦略は「ポルシェを参考に」

Image:Alpine | EVにもかかわらず、現在の「約1,100kg」を下回ることが可能となれば、それは「革命」であると断言できる | 新型アルピーヌA110は2026年に登場予定、しかしまだま ...

続きを見る

アルピーヌが水素エンジンを搭載し730馬力を発生するスーパーカー「アルピングロー Hy6」を発表。実際に市販を計画中、どこまでこのオシャレさを維持できるかに期待
アルピーヌが水素エンジンを搭載し730馬力を発生するスーパーカー「アルピングロー Hy6」を発表。実際に市販を計画中、どこまでこのオシャレさを維持できるかに期待

Image:ALPINE | アルピーヌはこのアルペングロー Hy6の市販化計画を検討している | ただし実際の発売時には「水素エンジン」が積まれるのかどうかはわからない さて、現在いくつかの自動車メ ...

続きを見る

アルピーヌ「A110 R Ultimeがニュルを7分15秒くらいで走った」。ポルシェ・ケイマンGT4RSよりも大幅に高価、しかし6秒遅れのタイムにコストパフォーマンスを疑問視する声も
アルピーヌ「A110 R Ultimeがニュルを7分15秒くらいで走った」。ポルシェ・ケイマンGT4RSよりも大幅に高価、しかし6秒遅れのタイムにコストパフォーマンスを疑問視する声も

Image:Alpine | しかしクルマは「タイムのみ」で語るものではない | 一方で「パワーウエイトレシオ」という点だとアルピーヌA110 R UltimeはケイマンGT4RSとの差を大きく縮める ...

続きを見る

参照:Alpine

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ルノー/アルピーヌ
-, ,