| クロノラリー スポーツマン クロノグラフのケースサイズは41ミリ、ケース周囲がスロープしているので使いやすそうだ |
過剰に「BMW」「M」を主張していないが、そこがまたいいのかもしれない
さて、高級腕時計メーカー、エドックス(EDOX)がBMW Mとのコラボレーションにより「クロノラリー スポーツマン クロノグラフ オートマティック」2モデルを限定600本、価格715,000円にて発売。
なお、エドックスはかつてザウバーF1チームとのパートナーシップ契約を締結したことがあり、これが2021年のBMW M社との提携へと発展するのですが、今回の限定モデルはエドックスの140周年記念も兼ねるというレアモデルです。
-
【最新版】フェラーリ×リシャール・ミル、ランボルギーニ×ロジェ・デュブイetc...自動車メーカーとコラボしている腕時計メーカー一覧
| 意外と「大御所」でも自動車メーカーとコラボしていない腕時計メーカーもある | さて、自動車オーナーの多くが興味を持つ「腕時計」。その理由は定かではないものの、両方とも高度な磁術とデザインが集結した ...
続きを見る
エドックス クロノラリー スポーツマン クロノグラフ オートマティックはこんな腕時計
そこでこの「クロノラリー スポーツマン クロノグラフ オートマティックを見てみると、ケースサイズは41ミリ、素材は316Lステンレススティール。
文字盤のカラーは「ブルー(表記はレーシングブルー)」「ブラウン(表記はヴィンテージグレー)」の二色です。
いずれもサンレイ仕上げとなり、あまりMっぽくないようにも思えるものの、それはこの腕時計のモチーフ自体が1972年に発売された「スポーツマン クロノグラフ」だからなのかもしれません。
ちなみにですが、両者パートナーシップ締結直後の2022に発表されたコラボウォッチはけっこう近代的な仕様を持っています。
-
BMW Mがスイス製高級腕時計EDOX(エドックス)とコラボ!M設立50周年を記念した「Mカラーウォッチ」を限定発売
| ベースモデルはクロノラリー、ドライビングに特化した仕様がカッコいい | ケースサイズは48ミリ、素材は軽量なチタン製 さて、スイスの腕時計ブランド、エドックス(EDOX)がBMW Mとのコラボ腕時 ...
続きを見る
ただしこの「1972年」というのは非常に重要な年であり、というのも「BMW Mモータースポーツが誕生した年だから」。
そう考えるとこのレトロ仕様にも納得が行くというもので、むしろそのタイムレスさからコレクターズアイテムとなり得るかもしれませんね。
いずれの文字盤カラーについてもステンレススティール(316L)製のミラネーゼブレスと・・・。
穴あき仕様のカーフ製レザーストラップが付属します。
なお、この「穴開き」ストラップはモータースポーツに使用された腕時計(タグ・ホイヤー モンツァなど)の定番であり、「こもった熱を逃がす」「滑り止め」「軽量化」といった効果を狙ったものだと言われています。
ちなみに右側のスモールダイヤルには「Mカラー」が採用されていますが、このカラーの由来はBMW自身にもわからないのだそう。
残念ながら文字盤そして腕時計のどこにも「BMW」「M」の文字やロゴが入っておらず、しかし最近だとジラール・ペルゴ×アストンマーティン、H.モーザー×アルピーヌ、IWC×メルセデスAMGのように、コラボ対象の自動車メーカーのロゴが入らない「コラボ腕時計」も増えています。
-
今まで謎だったBMW "Mストライプ"の起源についてBMW自身がついに語る!なお「M」文字はジウジアーロのデザインだった
| 歴史が長いと、その会社の中の人であってもわからないことが多くなってくる | さて、自動車メーカー、そして自動車ブランドは様々な特徴的なロゴやエンブレムを使用していますが、その中でも由来が「正確に」 ...
続きを見る
搭載されるムーブメントは62時間のパワーリザーブを誇るCal.EDOX082SW510 BH b)、ケースバックはスケルトン(巻き上げローターには140周年ロゴが刻まれる)。
ちなみにプッシュボタンが大きめなのは「レーシンググローブを装着していても操作できるように」という配慮からなのだそう。
トノー型ケース、放射線状のヘアライン加工、ドーム型風防(サファイアクリスタル)などレトロな風合いを持つ一方、防水性能が(当時の)40メートルから300メートルに引き上げられるなど、様々なシーンにおいて使いやすい一本だと思います。
合わせて読みたい、BMW関連投稿
-
ちょっと待って・・・!BMWロゴは「プロペラと空を意味してない」とBMWが公式に否定。今までボクが信じてたのは何だったの
| BMW「90年間、その通説を否定してこなかったのもまた事実だ」 | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49897283197/in/datep ...
続きを見る
-
BMWのスローガン「駆け抜ける歓び」は55年も前から使用されていた!どのように変遷をたどり、どう決まったのかが明らかに
| BMWは公式サイトにて、なかなか面白いコンテンツを公開している | さて、BMWの公式ウエブサイトにて、ぼくが大好きなコンテンツが「BMW EXPLAINED」。これはBMW自身がその歴史を紐解く ...
続きを見る
-
今まで謎だったBMW "Mストライプ"の起源についてBMW自身がついに語る!なお「M」文字はジウジアーロのデザインだった
| 歴史が長いと、その会社の中の人であってもわからないことが多くなってくる | さて、自動車メーカー、そして自動車ブランドは様々な特徴的なロゴやエンブレムを使用していますが、その中でも由来が「正確に」 ...
続きを見る
参照:EDOX