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より長く、より広く、より低く、より美しく。「ベイビーCLS」ともいうべき新型メルセデス・ベンツCLAが発表に

2019/01/09

コンパクトクラスでこれだけの美しさとプロポーションを持つクルマはそうそうない

メルセデス・ベンツが新型CLAをラスベガスで開催中のCESにて公開。
Aクラスと同じプラットフォームを使用する「コンパクトクラスのクーペスタイルを持つセダン」ということになりますが、従来型でも高い人気を誇ったモデルですね。

それだけにモデルチェンジには大きなプレッシャーがあったとは思うものの、メルセデス・ベンツは今回のモデルチェンジについて「進化」だと語っており、まさに先代の美点を引き継いだ魅力的なクルマへと生まれ変わっています。

今回発表されたのは発売後1年間の「期間限定受注モデル」、エディション1(EDITION 1)」。
通常モデルに比較するとよりスポーティーな内外装を持ち、とくにオレンジのアクセントがその存在を主張しています。

そのデザインはまさに「ミニCLS」

デザインはまさに「ミニCLS」といった感じで、これは従来型に比べて48ミリ延長(ホイールベースの拡大は35ミリ)されたスタイルによって実現されたもの。
なお、全幅についてはフロントで63ミリ、リアで53ミリ広くなり、「長く、広く」変化したということになりますが、反面全高は「2ミリ低く」。

全長拡大のうち、多くは後席スペースの拡大に充てられており、車体の幅も広がったことで足元だけでははなく「肩や肘」にも余裕が出た、とのこと。

Cd値は0.23と非常に低く、これはメルセデス・ベンツだとCLSの0.22に次ぐ数字だとアナウンスされていますが、たしかに「流れるような」フォルムからするにこの数値も納得です。

新型メルセデス・ベンツCLAのインテリアはこうなっている

インテリアはもちろんメルセデス・ベンツが現在推し進める最新世代の「MBUX」が装備。

そのほか安全面でも抜かりはなく、エマージェンシーブレーキやレーンキーピングアシスト、アダプティビクルーズコントロールといったドライバーアシストも充実。

加えて部分自動運転も備えるとされますが、安全装備含め、これらはもともとSクラスに搭載されているもので、メルセデス・ベンツがそのインフォテイメントシステムのみならず、各種機能についても「車種わけへだてなく」装備させる傾向にあることが分かります。

まずはCLA250からのスタート

通常モデルはまず、225馬力を発生する2リッター4気筒エンジンを積むCLA250からの発表ですが、マーケットに応じ、また追って様々なバリエーションが追加されるものと思われます。

ドライブトレーンについては基本FF、そしてグレードによっては4WD(4MATIC)の用意も。

詳細についてはあまり多く語られていないものの、リアサスペンションはマルチリンクに進化。
これによってロードノイズが減少し(社内の騒音はサスアームを伝う振動がけっこうな割合を占めるという)、オプションでアダプティブダンパーも用意されている、とのこと。

トランスミッションは本国だとマニュアルと7速AT(デュアルクラッチ)両方がラインアップされるものの、日本だともちろんATのみの展開なのは間違いなさそう(ただし、以前にメルセデス・ベンツはオンライン限定でマニュアル車を販売したことがある)。

現時点で価格の公表はなく、もちろん国内価格も不明。
メルセデス・ベンツは新型車発表から「一息置いて」日本国内への導入を行うため、日本での公開はもうちょっと先になりそうですね。

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