| さぞや乗り心地が良さそうだ |
さて、メルセデスミー大阪にて展示中の新型メルセデス・ベンツGLS 580 4MATIC Sport。
GLSはマイバッハのベースにもなっている(SUVラインアップの)フラッグシップモデルですが、このGLS580はGLSにおけるトップグレードであり、1669万円というプライスタグを掲げています。
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今回発表された新型メルセデス・ベンツGLSは、先代に比べて77ミリ長く、22ミリ広くなっており、全長5,207ミリ、全幅1,956ミリ、全高1,822ミリ、そしてホイールベースは60ミリ拡大して3,137ミリへ。
ホイールベース拡大分は2列めと3列めシートのレッグスペースに充てられていますが、3列それぞれに独立調整が可能なエアコンが与えられるなど、7人乗りとしては最も高級な部類に属していると言えそうです(欧州仕様は3列目もシート角度など電動調整が可能)。
メルセデス・ベンツGLSは今回の新型で3代目
メルセデス・ベンツ「GLS」は2006年発売の「GL」にルーツを持つモデルで、その後2012年にモデルチェンジを行い、2016年のフェイスリフトにあわせ、当時採用された新しい命名法則に倣って「GLS」へと改名。
そして「S」という最高峰の名称が与えられることでもわかるとおり、「SUVにおけるSクラス」ともいうべきクルマに仕上がっています。
今回のフルモデルチェンジ版となるGLS580 4MATIC Sportに搭載されるエンジンは4リッターV8ツインターボ(M176)、そしてこれをアシストするのはスターターと発電機を兼用するモーターを持つハイブリッドシステム「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」、そしてトランスミッションは9速AT(9Gトロニック)、駆動方式はもちろん4WD。
GLSは最近のメルセデス・ベンツの例に漏れずフロントグリルは巨大化。
AMGモデルではないので「ウイング」グリルを採用しており、中央のメルセデス・ベンツエンブレムもかなり巨大なサイズを持っています。
ヘッドライトはおなじみマルチビームLED。
フロントバンパーは「スポーツ」グレードに採用される、AMGライクな左右独立インテークを持つスタイル。
フロントグリルはけっこう前に突き出ていて、フロントバンパーとほぼツライチ。
新型Sクラスも同様に「前に押し出されたグリル」を持つことになると思われ、最近のメルセデス・ベンツ、とくに上位モデルにおける一つの特徴だと言えそうですね。
これによってボンネットが長くなりますが、ロングノーズ的な印象を与えることができるようになるため、車体に余裕があるように見え、かつ相対的にキャビンが小さく感じられるように。
そしてこの効果はもちろん「スポーティーに見える」ということになりそうです。
ホイールサイズは21インチ、タイヤはフロントが275/45、リアが315/40(フェラーリF8トリブートよりも広い!)。
ホイールはリム部が平たくなった「エアロ」タイプで、これはここ最近になって採用された新デザイン。
その分重量が重くなりそうですが、それでもわざわざ採用するということは、なんらかの「効果」が見込めるということなのでしょうね(ほかにこういったデザインを採用する自動車メーカーは非常に少ない)。
リアフェンダーはかなり出っ張っています。
フロントアンダーやリアアンダー、ドアハンドル、サイドウインドウモールディング等にはメタル調の加飾が与えられています。
テールランプの中にはヘッドライト同様に「縦線(ただしリアは3本、フロントは2本)」。
発光グラフィックはこのところメルセデス・ベンツが好んで採用する「カドの取れた四角」。
ヘッドライトとフロントフェンダー、フロントバンパーとの「段差」はなく、非常に滑らかな面をもって連続しています。
テールランプも同様で、完全にボディラインに一体化。
これはメルセデス・ベンツの採用するデザイン言語「Sensual Purity=官能的純粋」に沿ったもので、可能な限り線や段差をなくす、というものですね。
一方で最近のポルシェ、そしてBMWはテールランプ表面に段差を用いており、このあたりは各メーカーによって大きく路線が異なるところです。