Image:delta4x4
| 本当にフェラーリ・プロサングエに手を入れてしまうオーナーはいないと思われるが「ゼロ」ではないだろう |
できれば実際にこのカスタムを行なった車両を見てみたいものである
さて、ポルシェ911やロールス・ロイス・カリナンなどを「オフローダー化」してしまうショップ、「デルタ4x4」。
さらにはスズキ・ジムニー、メルセデス・ベンツGクラスなどのオフローダーにもポータスアクスルを装着するなど様々な悪路向けの改造を行なっていますが、今回はフェラーリ・プロサングエを「オフローダー化する」と発表。
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レンダリングのみではなく実際に「実現可能」
現時点ではレンダリングのみが公開されているものの、デルタ4x4は「顧客からの要望があれば実現可能」だとコメント。
なお、もともとプロサングエは高い地上高を持つものの、極端なオフロード用に設計されたわけではなく、イメージしているのは「郊外や雪道を走ってリゾート地へと行く」という環境。
つまり悪路走行が目的ではなく、目的地への途中で悪路があったとしても難なく目的地へと到着できる、というマルチパーパスなクルマであることを意図しています。
そして今回デルタ4x4が公開したプロサングエのコンバージョンは”フオリストラーダ(イタリア語で「オフロード」)”と命名され、このコンバージョンにはサスペンション用のリフトキットと新しいホイールが含まれており、地上高が著しく増加することに。
デルタ4×4のシグネチャーでもあるビードロックホイールにはオールテレインタイヤが装着され、テールゲートにはフルサイズのスペアタイヤとシャベルが取り付けられています。
カスタムボディキットには、オリジナルのラインに沿って幅を数インチ広げた延長ホイールアーチが含まれ、フロントバンパー、フフロントフード、ルーフに追加されたLEDによって、暗い場所での視認性も向上。
カスタムルーフラックにはラダー付きのポップアップ式テントが設置されており、”自然の中で夜を過ごす”ことができるほか、レンダリングでは「より長い距離を走ることができるよう」「人里離れた場所へも行けるよう」ガソリン缶も描かれていて、つまりはアドベンチャーを目的としたクルマへと変身しています。
仕上げとしては「マールボロカラー」を連想させるレッドとホワイトのグラフィックを用いたツートンカラー塗装が施され、しかし興味深いことに、プランシングホースやフェラーリエンブレムは取り外されており、これはフェラーリからの訴訟リスクを提言するためなのかもしれません。
フェラーリ・プロサングエの排他的な性質(つまりほぼ限定モデルであることを)を考慮すると、オーナーがオフロードコンバージョンを選択する可能性は低いかもしれず、しかし中には(特に中東など)こういった改造を実際に行うオーナーが登場するかもしれませんね。
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参照:delta4x4