その衝撃的な姿はフランクフルト・モーターショーでお披露目される?
ランボルギーニはその価格約2億7000万円のハイパーカー「LB48H」をすでに有力顧客に対しプレゼンテーションを行い、限定台数の63台を売り切ったと報じられますが(”63”はランボルギーニの創業年、1963年に因んでいる)、そのLB48Hがフランクフルト・モーターショーにて公開される、というウワサ。
このLB48Hは「ハイブリッド」を採用すると言われ、そのスタイリングはランボルギーニの新時代を示すコンセプトカー「テルツォ・ミッレニオ」風になる、と言われます。
フロントはエレクトリックモーター、リアはガソリンエンジンで駆動というウワサだが
おそらくはフロントホイールはモーターによって、そしてリアホイールは6.5リッターV12エンジンによって駆動される4WDとなり、その出力は838馬力に達すると言われるものの、まだまだその内容は謎のまま。
ただ、ランボルギーニの限定車、たとえば「ヴェネーノ」は台数が3台と「非常に少ない」とはいえ、アヴェンタドールと同じコンポーネントを使用して価格は3億5000万円ほど。
もちろんボディパネルすべてが作り変えられているという特別さはありますが、「中身が(ほとんど)アヴェンタドールと同じ」であるヴェネーノの価格が3億5000万円であれば、今回のLB48Hの2億7000万円という価格を考慮した場合、それほど大きな変更を加えることはできないのでは、とも考えています。
よって、ドライブトレーンはアヴェンタドールと同一で、そこにエンジンのパワーアップ、48ボルトシステムによる「エレクトリックアシスト」が加わるのではと想像。
ランボルギーニは限定モデルのためにパワートレーンを新規開発した例はない
これまでのランボルギーニの限定車の例を見るに、エンジン以外のパワートレーンを変更した例はなく、かつ新規にパワートレーンを用意した例も見られず、唯一の例外であった「LPI910-4アステリオン(ポルシェ918スパイダーのエレクトリックシステムとウラカンのエンジンをドッキングさせている)」の販売価格は7億円ほど。
よって、価格から「逆算」するに、LB48Hのパワートレーンはアヴェンタドールと大きく変わるものではない(エレクトリックアシストがプラスされる程度)のでは、と考えているのですね。
アヴェンタドール後継モデルの「予告」となる可能性も
もし、このLB48Hがアヴェンタドールのパワートレーンではなく、報道されるように「フロントはモーター、リアはガソリンエンジン」の可能性があるとすれば、それは「アヴェンタドール後継モデル」に搭載されるパワートレーンを「予告」として搭載してくるんじゃないかと考えていて、その場合はまずLB48Hにてハイパワー版を出し、実際にアヴェンタドール後継モデルに搭載する場合はその「デチューン版」を使用するのかもしれません。