| 日本でもぜひカウンタックLPI800-4を公開してほしいものだが |
それにしても、改めてカウンタックの偉大さを思い知らされる
さて、ランボルギーニが「ミラノデザインウィーク」にて、欧州初となるカウンタックLPI800-4のお披露目を行ったと発表。
このて展示スペースは825平方メートルとさほど広くはないものの、カウンタックLPI 800-4、オリジナルのカウンタックLP400、アヴェンタドール・ウルティメが展示され、コンパクトなスペースを生かしての特殊な仕掛けがいくつか用いられたようですね。
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ランボルギーニのデザイナーが直接そのDNAを説明
このイベントはデザイン・イノベーションスタジオ、CRA(Carlo Ratti Associati)との共同にて行われ、3台のランボルギーニはそれぞれ「ダイナミックボックス」なるケースの中に収められ、このボックスに対してビデオ・プロジェクション、モーション・グラフィックスを投影することで過去から現代に至るまでの「ランボルギーニのDNA」を示すことに。
そして会場ではランボルギーニのデザイナーたちがスケッチとテープドローイングを用いてそのデザインを解説。
なお、この方法はランボルギーニのデザインセンター「チェントロ・スティーレ」では日常的に用いられているといい、大阪にて開催された「ランボルギーニ・デイ」でも実演と説明があって「なるほどな」と思わせられた手法です。
ちなみにこちらは「あらゆる垂直面をインタラクティブなキャンバスに変え、グラフィックやテキストコンテンツを表示することができる書き込み・消去ロボット、スクリビット。
TIME誌の「2019年のベスト発明100」にも選ばれており、このイベントでは、スクリビットがカウンタックの数十年にわたる進化をリアルタイムでスケッチした模様。
なお、このイベントのタイトルは「FUTURE IS OUR LEGACY(未来は我々の遺産である)」というもので、言葉自体は矛盾しているものの、カウンタックが切り開いた「未来」が現代ではこうやってランボルギーニにとっての大きな遺産となっていることを鑑みるに、これからの未来における行動が「遺産」を形作るということをごく自然に受け入れることもできますね。
こうやって見ると改めてカウンタックの偉大さを思い知らされることになりますが、同時に思うのが「もしカウンタックが存在しなかったら、今のランボルギーニはどうなっていたんだろうな」ということ。
もしかすると現代のランボルギーニV12は「ミウラ」のイメージを引き継いでいたのかもしれませんし、全く異なるデザインを持つモデルが主流となっていたのかもしれませんし、はたまた「すでにランボルギーニ自体が存在していなかった」のかもしれません。
なお、このイベントではライティングやプロジェクションが大きな役割を果たしていると考えられますが、証明についてははiGuzzini社とのパートナーシップによって実現したものだといい、この協業によって新しい照明ソリューションが実現したとのこと。
会場にはランボルギーニのヨット(模型)の展示も
そして今回ランボルギーニは、この会場においてスーパーヨット「ランボルギーニ・テクノマーレ63」の模型も展示。
こちらはアヴェンタドールとシンクロしたデザインを持っており、これもやはりランボルギーニのDNAを表現した製品のひとつです。
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参照:Lamborghini